ANAの法人カードの特徴、年会費は?オススメブランドも紹介!

ANAカードには個人向けだけでなく、企業や個人事業主向けの法人カードも用意されています。経費処理の簡略化にも役立つ法人カード(コーポレートカード)は最近注目されていますよね。
今回はANA法人カード導入を検討の方向けにスペックや特徴を解説していきたいと思います。
目次
ANA法人カードの種類、年会費は?
ANA法人カードのカード種類、各年会費は以下の通りです。
カード種別 | 国際ブランド | 年会費(税込) | 追加使用者の年会費(税込、1名追加ごとに) |
---|---|---|---|
一般カード | JCB | 2,430円(初年度年会費無料) | 810円(初年度年会費無料) |
一般カード | VISA/マスターカード | 2,970円(初年度年会費無料) | 432円(初年度年会費無料) |
ワイドカード | JCB | 12,690円 | 810円 |
ワイドカード | VISA/マスターカード | 13,230円 | 432円 |
ワイドゴールドカード | JCB VISA/マスターカード |
20,520円 | 4,320円 |
ダイナースクラブカード | ダイナースクラブ | 21,600円 | 21,600円 |
一般カードとワイドゴールドカードではJCBかVISA/マスターカードかで年会費に違いがあります。一人目の年会費はJCBの方が安くなっていますが、従業員に持たせる場合などの追加使用者の年会費はVISA/マスターカードの方が安くなっています。
なおVISAとマスターカードはどちらも三井住友カードが発行元なので、国際ブランド以外の機能は基本的に同じです。
法人カードと個人向けカードの違いは?
法人カードの申し込み対象は法人、または個人事業主です。
事業における決済や、社員の出張費の精算用などが主に想定される利用方法になるでしょう。生活費決済などがメインになる個人カードとは異なる点ですね。
空港内店舗「ANA FESTA」や機内販売が10%OFFになる、提携ホテル割引、入会・継続時のボーナスマイルなどのANAカード特有のサービスは基本的に同じグレードの個人向けANAカードと同じです。
ただし、一部法人カードではできないこともあります。以下をご参照ください。
- 法人向けVISA/マスターカードで貯まったクレジットカード会社のポイントはマイル以降できない(JCB、ダイナースは移行可能)
- 法人向けVISA/マスター/JCBではIC機能は使えない
- 法人向けVISA/マスター/JCBではSKIP機能が使えない
- 法人向け一般・ワイドカードでANAカードマイルプラスの対象となるのは、法人向け出張手配システム「ANA@desk」で予約・購入・発券した航空券のみ
ANA法人カードのオススメブランドは?
マイルを貯めるならJCBかダイナース
法人カードでもマイルを貯めることを目指すならJCBかダイナースがオススメです。
個人向けカードでは年会費割引やマイペイすリボでのマイル還元率アップ術などでVISA/マスターカードが人気ですが、法人向けのVISA/マスターには「決済で貯まったクレジットカード会社のポイントをマイルに移行できない」という大きな弱点があります。
そのため、決済で貯まったポイントをマイルに移行しようと考えている場合はJCBかダイナースを選択しましょう。
年会費の安いJCBか、サービスの充実したダイナースかは好みの分かれるところですね。
複数人保有で年会費を抑えるならVISA/マスターカード
会社の部署で出張用に複数のANA法人カードを保有する際に年会費を抑えたいなら、三井住友カードが発行元のVISA/マスターカードの一般カードがオススメです。
一人目(代表者)の年会費はJCB一般 2,430円(税込)に対しVISA/マスター一般 2,970円とJCBの方が安いですが、追加使用者の年会費はJCB 810円/人に対し、VISA/マスター 432円/人となっており、複数人で持った場合は費用が抑えられます。
ANA法人カード申し込み時の注意点
ウェブから申し込み可能なのはJCBのみとなっており、他のブランドのカードは入会申込書を取り寄せて郵送で申し込む必要があります。
問い合わせ先はANAマイレージクラブのサービスセンターとなっているので電話等で問い合わせましょう。
法人カードを使うなら「ANA@desk」も
ANA法人カードは「ANA@desk」というANAが提供する法人向け出張サービスの決済用カードにも利用可能です。
ANA@deskは会社などでの出張の手配、支払い、管理を容易にするインターネットサービスで、以下のような特徴があります。
- 予約変更可能な専用運賃「@Biz」「プレミアム@Biz」を利用可能
- 月ごとに後払い一括精算が可能で、出張者の立替が不要
- 管理コードなどを設定でき、コスト管理に利用可能
- 承認機能も利用可能
飛行機での出張の多い部署の方はANA法人カードとANA@deskを組み合わせて出張の管理をすることを検討してみるのもいいですね。
ANA法人カードはこんな人にオススメ
まずオススメしたいのは「マイルを貯めたい個人事業主」の方。
ANA法人カードは法人名義口座を引き落とし口座に設定できるので、小規模な法人を運営しており、事業用の決済でもマイルを貯めたいと考えている事業主の方には最適です。
また、「飛行機での出張が多い部署の責任者で、法人カードで管理機能を充実させたい」という方にもオススメできます。
ANAの提供する出張手配システムであるANA@deskと相性がいいのもANA法人カードの強みです。
まとめ
今回はANA法人カードについて解説しました。
事業用の決済でもマイルを貯められたり、出張管理に便利など、航空会社が発行するカードならではの特徴がANAの法人カードにはあります。
ちょうど法人カード、コーポレートカードの発行を考えていたという方はぜひANA法人カードも選択肢に加えてみてくださいね。