ANAのプレミアムポイントとは?修行をするならANAカードも必携!

ANAではプレミアムポイントを貯めることでプレミアムメンバーサービスを受けることができます。いわゆる上級会員サービスというやつです。
ANAカードホルダーが貯めたマイルを使って旅行をする際も、プレミアムメンバーサービスを受けられるとグッと旅が快適になります。
今回はプレミアムメンバーとは?プレミアムポイントとは?という基本的な部分やポイントの貯め方を解説していきたいと思います。
目次
プレミアムメンバーサービスって何?
プレミアムメンバーサービスとはANA便をよく利用する顧客向けの特別なサービスのことです。お得意様をマイレージクラブの「上級会員」として扱ってくれるんですね。
プレミアムメンバーになるとANAラウンジの利用や、優先チェックインカウンター、手荷物の優先タグなど多くの特別なサービスを受けることができます。
プレミアムメンバーの種類
プレミアムメンバーの中にもランクがあり、以下の4つの種類があります。
- ブロンズ会員
- プラチナ会員
- ダイヤモンド会員
- SFC(スーパーフライヤーズ)会員
SFC会員については少し特殊な枠なので少し置いておいて、ブロンズ→プラチナ→ダイヤモンドの順番でランクが上がっていきます。
上級会員になるには「プレミアムポイント(PP)」というポイントを貯める必要があり、1年間で貯めたポイントによって会員ランクも決まります。
年間獲得プレミアムポイント(PP) | 会員ランク |
---|---|
30,000PP〜49,999PP | ブロンズ |
50,000PP〜99,999PP | プラチナ |
100,000PP〜 | ダイヤモンド |
ブロンズ会員は正直「お試しプレミアムメンバー」といった立ち位置で、それほど上級会員としてのメリットは感じられません。
プレミアムポイント(PP)とは?
上級会員になるために必要な「プレミアムポイント」はANAグループ、及びスターアライアンス加盟航空会社を利用した際にもらえる、マイルとは別のポイントです。
注意点として、マイルはカード決済で貯めたりポイントサイトで貯めたりと地上で貯める方法も充実していますが、プレミアムポイントを貯める手段は飛行機に乗ることのみ。
つまり、ANAの上級会員になるには「飛行機に乗りまくる」という方法しかないというわけです。
アップグレードポイントとは?
マイル、プレミアムポイントの区別はついたでしょうか。
上級会員に関係するポイントとしてもう1つ、「アップグレードポイント」というポイントも存在するのでその解説もしておきましょう。
アップグレードポイントは「上級会員にのみプレゼントされる特別なポイント」で、その名の通り座席のアップグレードやラウンジ利用などに利用ができます。
使い道は以下の3通りです。
- 座席クラスのアップグレード
(例.6アップグレードポイントで東アジア路線エコノミー→ビジネスへアップグレード) - ラウンジ利用
(無料利用権がない同行者やブロンズメンバーが2アップグレードポイントで入室可) - 航空券やツアー購入に使えるSKYコインに交換
(1アップグレードポイント=1,000スカイコイン=1,000円相当))
アップグレードポイントとプレミアムポイントの関係は?
上記の通りアップグレードポイントとプレミアムポイントは全くの別物ですが、実は密接な関係があります。
というのも、アップグレードポイントは年一回まとめてもらえるのですが、何ポイントもらえるかは前年獲得したプレミアムポイントによって決まるのです。
獲得プレミアムポイントとそれによってもらえるアップグレードポイントの関係を以下にまとめました。
年間獲得プレミアムポイント | 翌年度もらえるアップグレードポイント |
---|---|
0PP | 0ポイント |
1〜9,999PP | 4ポイント |
10,000〜19,999PP | 6ポイント |
20,000〜29,999PP | 8ポイント |
30,000〜39,999PP | 10ポイント |
40,000〜79,999PP | 20ポイント |
80,000〜119,999PP | 40ポイント |
120,000〜149,999PP | 50ポイント |
150,000〜199,999PP | 60ポイント |
200,000〜249,999PP | 80ポイント |
250,000PP〜 | 100ポイント |
効率よくプレミアムポイントを貯めて上級会員になる方法は?
上でも述べた通り、プレミアムポイントを貯めて上級会員になるには飛行機に乗りまくる以外方法はありません。
が、少しでも効率よくポイントを貯めて早く上級会員になりたいですよね。
プレミアムポイントは複雑な算出式があり、ANAのHPで計算することもできますが、ざっくり言えば「飛行距離が長い路線ほど、もらえるプレミアムポイントも多くなる」と考えて問題ありません。
当然海外路線などはプレミアムポイントも高くなりますが、金額も高くなりますし時間もかかるので、プレミアムポイント目当てだけで何度も海外渡航するのは厳しいですよね。
そのため上級会員ステータス獲得を目指して飛行機に乗りまくる、いわゆる「修行」を行う方の間では東京(羽田)-沖縄(那覇)路線などの長距離国内線路線が定番のコースになっています。
また国内線は普通席ではなくプレミアムクラスを利用することで、一回の往復でもらえるプレミアムポイントを上昇させることができます。
金額は少し高くなりますが、往復回数を少しでも減らせるのは助かりますよね。
簡単に上級会員になるための試算をしてみましょう。
例えばプレミアムクラス利用(プレミアム特割運賃)で東京(羽田)-沖縄(那覇)を往復すると一往復で5,720PPをもらえます。
プラチナメンバーになるためには50,000PPが必要なので、9往復でプラチナメンバーになれるという計算になります。(2018年10月調査時点)
運賃は時期によって変動しますが、プラチナメンバーになるには最低でも約40万円ほどの費用はかかってくると思っておくといいでしょう。
また当然これだけ飛行機に乗るのであればANAカードで航空券購入や搭乗時にもらえるマイルを少しでもあげておくことをオススメします。
まとめ
今回はANAのプレミアムポイント、及びプレミアムメンバーサービス(上級会員サービス)についてまとめました。
上級会員になるまでプレミアムポイントを貯めるのはそれなりのハードルがありますが、受けられるサービスは本当に素晴らしいものなので、旅好きの方にとって目指す価値は十分あるでしょう。
もしプレミアムメンバーになることを目指すのであれば、マイルが貯まりやすいANAカードは必携ですよ!