デビットカードって何?ブラックでも持てるって本当?基礎からおすすめカードまで紹介


最近テレビのCMとかでデビットカードっていうものをよく聞くようになったわ。でも、クレジットカードと何が違うのか分らないのよね。“即日引落し”って言うことはわかるのだけど、メリットとかデメリットとかあるのかしら。

デビットカードのことじゃな、確かによく聞くようにはなったが浸透しているかと言うとそうでもないからのぉ。詳しく説明して行こう。
最近テレビでデビットカードのCMを良く見るようになってきました。
よくCMなどで謳われているのは、『即日引落しだから安心』『財布がなくてもこれ一枚で大丈夫』など色々あると思いますが、結局のところどういう仕組みなのか、イマイチぴんとこないという方が多いと思います。
ココでは、デビットカードの基礎から、持つことをおすすめする人までをまとめてみました。
目次
デビットカードの基本
銀行口座から即時決済型のカードをデビットカードという!
デビットカードとは、銀行口座にあるお金を使用して買い物ができるカードのことです。
銀行発行のカードで、ものによってはキャッシュカードに付帯してデビットカードの機能が付いたものもあります。
デビットカードは種類がある!?
じつは、あまり知られていないのですが、デビットカードの種類は2種類あります。
種類 | 名称 |
1種類目 | 国際ブランド(VISAやJCB)が搭載されているブランドデビットカード |
2種類目 | J-Debit |
「J-Debit」というデビットカードとは、日本のデビットカード推進協議会に加盟している、金融機関が発行しているキャッシュカードについているデビットカードです。
もしかすると、お手元のキャッシュカードにデビットカードの機能が付いているものもあるかもしれません。
ただ、『国際ブランドのデビットカード』と『J-Debit』は、いくつか違いがあります。
2つの大きな違い
特徴 | 国際ブランドの特徴 (Visa・JCBデビットカード) |
J-Debitの特徴 |
カードの仕組み | クレジットカードのように16桁のカード番号・有効期限が記載されている | 支払時にはキャッシュカードの暗証番号が必要 |
情報内容 | キャッシュカードとデビットカードの情報が別々に用意されている | キャッシュカードとデビットカードの情報が同じ |
決済時間 | 24時間いつでもデビット決済ができる | 金融機関によって決済できる時間が違う |
使用できる場所 | 国内・国外の加盟店で使える | 日本国内のJ-Debit加盟店でのみ使える |
オンライン決済の可否 | オンライン決済できる | オンライン決済はできない |

使いやすいのは、比較的使える場所が多いのと、24時間決済できること、オンライン決済ができることを思うと国際ブランドのデビットカードがおすすめなのじゃ。
デビットカードのメリット
デビットカードを使うことは、以下のようなメリットがあります。
- 審査が無い
- 無料アプリでお金の管理がしやすい
- 現金よりお得
- ATMに行く時間が省ける
- ATM手数料が節約できる
- 物によって15歳から持てる
- ショッピング保険も付いており、不正利用にも補償が有る
- 海外のATMで現地通貨を引出せる
- 使用上限が口座残高なので、金融事故にならない
1つ1つ詳しく見ていきましょう。
審査が無い
クレジットカードとデビットカードの大きな違いが、カード会社の審査がないことです。
クレジットカードはカード会社の審査に通らないと持つことができませんが、デビットカードは銀行の口座にあるものをそのまま買い物などに利用するため、審査がありません。
なので誰でも持つことができます。

カードなのに審査が無いのは凄いわ~、しかもブラックの人まで作れちゃうなんて!

銀行の口座があれば作れるから、基本的に誰でも作れるようになっておるのじゃな。
無料アプリでお金の管理がしやすい
多くの銀行からデビットカードと連携させることのできるアプリが出ています。
その他にも、デビットカードやクレジットカード、複数の口座の管理も行える無料のアプリがでていたりします。
デビットカードとアプリを使うことでお金の管理もばっちりです。

それに、デビットカードの支払はクレジットカードと違って1回払いじゃから、お金の管理はとってもしやすいのじゃ。
現金よりもお得
現金で支払をしても、特に何もありませんが、デビットカードを利用すれば、ポイントが貯まったりキャッシュバックされたりなど現金よりお得になります。
クレジットカードよりは還元率は落ちてしまいますが、1円のバックも無い現金払いよりはお得になるので、おすすめです。
ATMに行く時間が省ける
給料日、直後の銀行は、お金を引出したい人でとっても長い列ができていますよね。
デビットカードはそんなことをしなくても、買い物ができるので、「ちょっと買い物したいけど財布の中に現金が無くて不安」という場合でも、デビットカードで解決です。
- 長蛇の列に並ばなくていい
- 並ばない分の時間が使える
- 買い物も沢山見ることができる

この時には、多くのショップに対応している国際ブランドのものがベストじゃ。
ATM手数料が節約できる
ATMでお金を引出すとき、時間外だったり提携外のコンビニATMとかで引出してしまうと、どうしても手数料がかかってきてしまったりしますよね。
時間帯や銀行によって時間外手数料は違ってきますが、1回に108円~216円かかってきます。
これはとっても勿体無いので、デビットカードを利用してください。

確かに、時間外手数料ってちりも積もれば・・・って感じで計算したら結構かかっている時とかあるのよね・・・確かにそれを思えばデビットカードって便利ね
物によって15歳から持てる
クレジットカードを所有できるのは、18歳からで、高校生は持つことはできません。
しかし、デビットカードの場合だと中学生を除く15歳から持つことが可能なので、高校生からでも持つことが出来ます。(ただし、デビットカードによって異なる)
ショッピング保険も付いており、不正利用にも補償が有る
デビットカードには、ショッピング保険も付いているものもあり、また不正利用の補償もあるものもあります。
各デビットカードによって、補償が付いていないものや補償の限度額があるので、自分が作ろうと思っているデビットカードにショッピング保険があるか、不正利用の補償も付いているかを調べてから、カードを作るのが良いでしょう。
海外のATMで現地通貨を引出せる
海外にデビットカードを持っていけば、現地通貨がいざ必要となった時にとっても便利です。
- 海外ATMに完全対応している
- 現地通貨に両替しなくていい
- 留学させている子や本人が持っていっても便利
留学中に仕送りを送ってもらう時や、送ってほしいときなど、日本にいる人から自分のデビットカードを作った口座にお金を入れてもらうと、海外のATMで現地の通貨を出すことができるので、わざわざ現地通貨にしなくてもいいのがメリットです。
使用上限が口座残高なので、金融事故にならない
口座残高がゼロだった場合、デビットカードを使用しても、お金が無いので使われることがありません。
クレジットカードのように、支払が滞ったりして、信用情報機関に金融事故として登録される心配がありません。

全部メリットを見ていくと、デビットカードのメリットってとっても多いのね、使い分けには最適かもしれないわ

そうじゃな、多くのメリットが有る反面もちろんデメリットもあるから、説明して行こう
デビットカードのデメリット
- お金が無いと使えない
- ポイントの還元率がクレカに比べて低い
- 高速道路やガソリンスタンドなど一部の場所で使えない
- ETCカードは発行できない
お金が無いと使えない
デビットカードの仕組みが、利用した金額が口座から即引き落としになるので、口座にお金が入っていないと使えません。
クレジットカードのようにお金の使用を先延ばしにしたい人には、デメリットになるかもしれません。
ポイントの還元率がクレカに比べて低い
上記のメリットでも少し触れましたが、デビットカードには利用金額に応じて、ポイントやキャッシュバック制度が採用されています。(カードによって異なる)
しかし、クレジットカードと比べると、低い還元率になります。
これは、運用している会社によるもので、デビットカードの運用は銀行が行っています。
加盟店手数料や利用者支払額も小さいことが多いため還元率もあまり良くなくなってしまうのです。

しかし、現金払いよりはお得な支払い方なのじゃ!
高速道路やガソリンスタンドなど一部の場所で使えない
デビットカードは国際ブランドが搭載されているカードでも、一部利用できない場所があります。一部の例を上げていくと・・・。
- インターネットサービスのプロバイダーの料金
- 高速道路料金
- ガソリンスタンド
- 飛行機の機内サービス
- 一部タクシー
- 交通機関のオートチャージ
- 保険会社
- 公共料金
なぜ、使用できないかというと即時引落しができない業態があるからなのです。
月額課金型のサービスや紙伝票で決済を行う加盟店なども含まれてきます。

デビットカードは基本即時引落しのカードなのじゃ、だから即時引き落としができないと使えないということなのじゃな。
ETCカードは発行できない
ETCカードは完全後払い方式なので、残念ながらデビットカードでは発行不可。
ETCカードを発行したい場合、クレジットカードをまず発行する必要があります。

なるほど、確かに、少しクレジットカードに頼った生活をしていると、即時引落しというメリットもデメリットに変わる可能性も高いわね・・・ちゃんと使いどころを考えないとダメね。

その通りじゃな、難しいところではあるが、使い道が全く別れてくるからのぉ、自分が便利なように持つのが一番じゃな。
デビットカードとクレジットカードとプリペイドカードの違い
支払いに使えるカード3種を比較してみました。
デビットカード | プリペイドカード | クレジットカード | |
支払方式 | 口座から即日引き落とし | 前払い式 | 翌月または翌々月口座から引き落とし |
支払い方法 | 1回払いのみ | 1回払いのみ | 1回・分割・リボ払い・ボーナス払いが可能 |
審査の有無 | 審査なし | 審査なし | 審査あり |

こう見ると使い方が全然違うのね。使いやすいように使い分けが大事になりそう!

デビットカードの最大の利点は、即日引き落としで使いすぎが無いことと、審査が無い点なのじゃ。
デビットカードのおすすめ

次に、デビットカードのオススメを詳しく見ていこうかのぅ。
GMOあおぞら銀行Visaデビットつきキャッシュカード

GMOあおぞら銀行Visaデビットつきキャッシュカードは、GMOあおぞら銀行のデビットカードです。GMOあおぞら銀行は、GMOインターネットグループとあおぞら銀行グループの提携によって誕生したネット銀行です。
・Visaブランドのデビットカード
・キャッシュバック率0.6%
・セブン銀行ATMで月2回ATM手数料無料
・振込手数料月1件まで無料
・定期預金が高金利
・外貨預金が高金利
・Visaタッチ決済対応
・審査なし
Sony Bank WALLET(Visaデビットカード)

Sony Bank WALLETはネットバンクのソニー銀行が発行するVisaブランドのデビットカードです。キャッシュカードとVisaデビットカードの機能が1枚になっています。
・カード利用額の0.5%~2.0%をキャッシュバック
・口座開設完了後、1週間程度で発行可能
・米ドル、ユーロ、豪ドルなど11通貨の預金口座と連動して、外貨預金口座から引き落としが可能。外貨との両替のための手数料が安い
・ソニー銀行から他行宛の振込手数料が毎月2回まで無料
・セブン銀行ATM、イオン銀行ATMが何回でも手数料無料
・その他の提携ATMでもつき4回までATM手数料無料
・年間50万まで補償されるショッピング保険付帯
楽天銀行デビットカード (JCBデビットカード)

楽天銀行のデビットカードは、ネットバンクの楽天銀行が発行するJCBブランドのデビットカードです。Visaカードと比較すると若干使える加盟店が減ってしまうデメリットがありますが、日本での利用では問題ありません。
・ポイント還元率は1.0%
・口座開設完了後、楽天デビットカードが即日発行
・申込み可能年齢は16歳以上。20歳未満の場合は親権者の同意が必要。

デビットカードでも、色々と特典とか還元率がこんなに違うのね~確かにいっぱい特典があるものの方が、お得よね!自分にあったやつを選ばなきゃ。

他にも色々デビットカードはあるが、おすすめの3つをあげてみたぞい。ぜひ、自分にあったカードを見つけて欲しいのじゃ。
デビットカードを持つのをおすすめする人
デビットカードを持つのをおすすめする人は、自己破産履歴や債務整理履歴が有る方(いわゆる、ブラックの人)が一番ではありますが、クレジットカードを使いすぎてしまう人にもおすすめします。
また、学生で留学に行く予定のある人や海外旅行を頻繁にする人にもおすすめです。
海外でお金に困った時、サッと現地通貨引落とせたらとっても便利ですし、学生さんだった場合クレジットカードが持てないことがほとんどだと思うので、学生でも持てるデビットカードを一枚持っているだけで便利になります。

口座即日引き落としなので、使いすぎることも無いからのぉ。1枚は持っていたら便利なのじゃ。
まとめ
デビットカードは、
- クレジットカードと違い自分の銀行口座から即日引落とされる
- 即日引き落としなので、使いすぎることが無い
- デビットカードは銀行が発行している
- デビットカードはクレジットカードよりも還元率は低いがポイントや特典がある
- 審査が無いのでブラックの人でも作ることが出来る
- デビットカードは国際ブランドとJ-Debitの2種類ある
- デビットカードは使えない場所がある

お金の管理が自分で難しそうな人には、デビットカードがあると便利かもしれないわ~。私もこれを機に使い分けを工夫していかなくっちゃ!

そうじゃな、現金払いよりはお得になっておるし、使いすぎる心配も無いからのぉ、クレジットカードだと使い過ぎそうで怖いと思う人は、まずデビットカードから持つのもおすすめなのじゃ。