フレックス払いって何!?手数料や特典、リボ払いとの違いを分かりやすく解説


こないだ、初めてフレックス払いというものを耳にしたのだけれど。フレックス払いって何なの?先生教えてください!

フレックス払いじゃな、良く似ているものにリボ払いというものがあるのじゃ。詳しく説明して行こう
『フレックス払い』あまり耳慣れない言葉だと思います。「初めて聞いた!」「なにそれ?」「良くわかんないし怖い」と言う印象を受けるかもしれません。そんな『フレックス払い』について噛み砕いて説明して行きましょう。
目次
フレックス払いって何?!
フレックス払いは、毎月の支払金額を自由に設定しておく「事前登録型リボ払い」ともいいます。事前に自分で毎月の支払できる金額を設定し、指定金額を超えた分は翌月以降にリボ払いで支払う方法なのです。
フレックス払いとは
カード利用額 | 支払い方 |
設定した金額以下の場合 | 一括払い |
金額が超えた場合 | 超過分だけ翌月以降リボ払い |

なるほど、リボ払いは毎月一定金額をずっと払っていくけど、フレックス払いは、設定した金額以下だと一括で払えるのね!

そうなのじゃ、もう少し詳しく、少しずつ掘り下げていこう。
じつは『フレックス払い』と言う名前はあまり使われていない!?
フレックス払いという名称は、全てのカード会社で設定されている支払方法の総称であり、実際には各カード会社で違った名前が付いていることがほとんどです。
例えば有名な3つを上げると
- JCBカード支払名人
- 三井住友カードマイ・ペイすリボ
- 三菱UFJニコスカード楽Pay
このように名前が違ってくるのですが、内容はほとんど同じ内容になってきています。
3つのカード会社の共通内容
- 最低支払金額を設定する
- 設定した最低支払金額内なら手数料は無料
- 初回手数料は無料
- 余裕がある月は増額払いまたは全額支払いが可能
上記がカード会社共通の条件になっています。各カード会社のHPを見てみると、どこかしらに『リボ』と入っていたりするので「リボ払いなんじゃないの!?」と思われるかもしれませんが。基本、形態的にはリボ払いとあまり変わらないので、リボと書かれているのだと思います。

確かに、三井住友カード『マイ・ペイすリボ』だって普通にリボって入ってるものね。フレックス払いとリボ払いの違いって結局何なのかしら?

うむ、では次にフレックス払いとリボ払いの違いを見て行こう。
フレックス払いとリボ払いの違いって何?
フレックス払いとは別名「自由払い型」「あるとき払い」とも呼ばれる。基本的にはリボ払いと大差ない支払い方法です。ただ、リボ払いと違う点が大きく4点あります。
フレックス払い | リボ払い | |
支払い金額 | ・最低支払金額は必ず払う ・設定金額を超えた分は、翌月からリボ払い ・それ以上の返済も自由 |
・最低支払金額は必ず払う ・設定金額を超えた分は、翌月からリボ払い ・それ以上の返済も自由な場合もある |
支払い方法 | ・銀行口座引落し以外にコンビニATMなどでの返済も可 | ・ほぼ100%銀行口座引落し |
支払サイクル | ・支払サイクルが長めに設定されている場合が多い | ・一般的なカードと同じ |
手数料 | ・初回手数料無料 | ・手数料均一 |

なるほど、フレックス払いって言うのは、リボを少し良くした感じ?で間違いないかしら。

うむ、その表現が一番分りやすいかも知れんのぉ。基本的機能はリボ払いと同じなのじゃが、自由度を高くしたリボ払いが、フレックス払いということじゃな。

フレックス払いとリボ払いの違いは分ったわ!じゃあ!次はデメリットを知りたいわ!どんな面がフレックス払いの良くないところなのかしら。

よし、では次にデメリットを詳しく見ていこう
フレック払いのデメリット
フレックス払いのデメリットはリボ払いの危険性と同じ
フレックス払いのデメリットは、基本的にはリボ払いと同じです。
フレックス払いのデメリット3つ
- 分割払いなどに比べて若干だが金利が高め
- 毎月の支払は楽でも支払い期間が長期になる
- 支払が長くなると利息も増える
フレックス払いの手数料も基本的にリボ払いと変わらず、だいたい実質年率15.0%なので繰り越すことで増えていく手数料で借金地獄・・・。
ということもフレックス払いでも起こり得る事なのです。

フレックス払いもリボ払いも完済の期間が分りにくいため、金利手数料が膨らみやすいという点では共通しておるのじゃ。
フレックス払いで手数料をかけない方法
フレックス払いをしようと思っているけど、できれば「リボ手数料を払いたくない!!」と言う人は、毎月の支払金額を最高金額、または全額コースに設定しておきましょう。
毎月の支払金額を『利用限度額』にしておけば、自動的に1回払いになるので、手数料はかかりません。

なるほど、1回目は手数料無料のフレックス払いだからできる方法ね!

そうじゃな、リボ払いだと最初から手数料がかかってきてしまうからの。フレックス払いだからできることなのじゃ。
有名3カード会社のフレックス払いのメリット
フレックス払いのメリットは、カード会社によって様々な特典を受けることができることです。
JCBカード『支払名人』

カード発行会社 | フレックス払いの名称 | フレックス払いのメリット |
JCBカード | 支払い名人 | ショッピングカード保険(国内)が自動付帯 ※1 対象のキャンペーンの抽選口数が2倍* |
※1:定額コース登録が適用条件になります。
また、支払い名人は2019年4月16日(火)から『支払い名人』→『スマリボ』に変わります。
三井住友カード『マイ・ペイすリボ』

カード発行会社 | フレックス払いの名称 | フレックス払いのメリット |
三井住友カード | マイ・ペイすリボ | 年会費が無料または半額 ※1 ポイント2倍 ※2 |
※1:年に1回以上のカード利用が適用条件
※2:リボ払い手数料の請求がある月のみボーナスポイントとして加算
三菱UFJニコスカード『楽Pay』

カード発行会社 | フレックス払いの名称 | フレックス払いのメリット |
三菱UFJニコスカード | 楽Pay | 年会費優遇(半額・2000円・3000円割引) ※1 ショッピング保険が自動付帯 ※1 |
※1:年に1回以上のリボ払い利用が適用条件

このカード会社の特典は、特典内容によって、年に1回以上のリボ払いなどの適用条件があるので、全てが適用されるわけではないのじゃ。
まとめ
フレックス払いをまとめると
- フレックス払いという名前ではやっていない会社が多い
- 一回目の手数料は無料
- 一回目で全て支払ってしまえば手数料はかからない
- 繰り越すとリボ払いになり、リボ払い手数料がかかる
- 手数料の実質年率はだいたい15.0%

フレックス払いもリボ払いと同様、繰り越してしまうとリボ払い手数料がかかってきてしまうから、結局自分でちゃんと管理ができる人じゃないと、借金地獄になる可能性も高いのじゃ。

確かに、リボ払いのときに学んだように、繰越ばかりしていたらいつの間にか手数料だけで何十万円ってなっちゃいそうだわ!使うときは気をつけて使わないといけないわね!