クレジットカードヒストリー(クレヒス)って何?審査との関係は?

過去にクレジットやローンを利用した履歴はクレジットヒストリー(クレヒス)と呼ばれていますが、このクレヒスは審査にとっては重要なポイントとなります。

まずはクレヒスがどれくらい重要なのか説明します。
そこから、クレヒスと関わる身近なものの紹介やクレヒスの築き方までを紹介します。

はじめてクレジットカードを作る方、また以前審査に落ちた方など審査になにかしら不安がある方は必見です。

クレヒスとは?

クレジットカード審査の審査項目はひとつの項目だけで審査を大きく左右することはほとんどなく、総合的に判断されて審査結果が導き出されます。
特にスコアリングシステムではポイントが低い項目がいくつかあっても、他の項目でカバーができます。

しかしクレヒスに関しては大きなマイナスポイントとなることがあるので、クレヒスの内容だけで審査が却下される可能性があります。

クレヒスは具体的には個人信用情報機関に記録されている情報のことです。
個人信用情報機関に関しては「借入状況との関係」で詳しく説明しているのでここでは省略しますが、クレヒスの中でも事故情報やネガ情報(ネガティブ情報)と呼ばれている情報があると審査は通過しません。

たとえ申し込み者の社会的地位が高く、年収も高額な医師や会社役員であっても、事故情報があるだけでクレジットカードの審査は通過しないくらい大きな影響があります。

これはスコアリングシステムではネガ情報や事故情報の配点が、それだけで審査を通過しないほどのマイナス点に設定されているからです。

クレヒスにはマイナスの影響だけでなくプラスの影響もあるんじゃ!過去に遅れなく完済した利用が多いほど審査を通過しやすくなるというメリットもあるんじゃぞい。

それじゃー情報が登録されているだけで審査に通過しないという事故情報は、具体的にはどのような情報なんっすか?
…てゆかクレヒス怖いっす。

個人信用情報機関の金融事故とは?

個人信用情報機関に記録されているネガティブな情報(ネガ情報、金融事故情報)には以下の情報が含まれます。

  • 3ヶ月以上の延滞情報
  • 自己破産情報(官報情報)
  • 保証履行

個人信用情報機関では3ヶ月以上の延滞は別管理となり、CICでは「異動情報」と呼んでいて契約終了まで5年間データを保存しています。

自己破産については他の事故情報と保存期間の違いがあるので後で詳しく説明しますが、保証履行については3ヶ月以上の延滞が原因となります。
保証履行は代位弁済とも呼ばれていますが、銀行融資の保証会社が3ヶ月以上延滞した契約の残金を一括で支払うことを言います。

保証付き銀行融資の仕組み

消費者向けの銀行カードローンなどの融資は、ほとんどの場合保証会社が付くので申し込み者は連帯保証人を探す必要はありません。
その代り保証料を金利とは別に支払うことになりますが、保証料を含めても銀行融資は低金利というメリットがあります。

保証会社が付いている状態で3ヶ月以上の延滞をすると、保証会社が利用者に変わって銀行に一括で立て替え払いをします。
その後利用者は保証会社に返済するという仕組みです。

つまり保証会社が立て替え払いをするということは、CICの異動情報と同じ状況なので保証履行の情報があれば審査は通過しなくなります。

ブラックとスーパーホワイト

ヒーロー白と黒
今はあまり使われなくなった言葉に「ブラック」という言葉があります。
ブラック情報やブラックリストという使い方をする言葉ですが、いわゆる金融事故情報やネガ情報と同じ意味で使われていました。

このブラックの反対の意味として使われているのが「ホワイト」という言葉ですが、ホワイトには事故情報に対して正常利用という意味があります。

さらに最近では「スーパーホワイト」という言葉も使われますが、これは正常利用というよりもまったく利用がないという意味で使われている言葉です。
学生や新卒社会人などは、過去にクレジット利用がなくても不自然ではありませんが、一定以上の年齢でクレジットやローンの利用がまったくない状態をスーパーホワイトと呼びます。

スーパーホワイトになる理由はふたつしかありません。
ひとつは本当に一度もクレジットを利用したことがないケース、もうひとつは5年以上前には利用があったが個人信用情報機関の記録が抹消されているケースです。

このふたつのケースは申し込みの情報ではまったく区別がつかないので、スーパーホワイトというだけで審査を却下されたり審査を通過したりということはありません。
スーパーホワイトの状態で申し込み者の属性が弱く、収入の安定性に欠けるといった場合に、審査の却下率が高くなると考えましょう。

ケータイ料金(月々の利用料の支払や本体の分割払い)とクレヒス

クレジットカード審査に影響する意外な情報についてご紹介します。まずはケータイキャリアの情報と審査への影響について説明します。

NTTドコモやソフトバンク、auといったケータイキャリア会社はCICやJICCといった個人信用情報機関に加盟しています。

どのような情報を登録しているかと言うと、ケータイやスマホの本体を分割購入した場合の契約内容や支払い状況を記録しています。

クレジットやローンの利用と同じように登録されているので、延滞記録などがあればクレジットカードの新規申し込み審査では不利な情報となるので気を付けましょう。

ただし、ケータイやスマホの本体価格の分割購入だけで、ケータイの通信料金などは個人信用情報機関には登録されていません。
個人信用情報機関に登録されているので、ケータイ本体の分割払いの遅延もクレジットカード審査に影響があることがわかりますが、反対に審査にプラスになる場合もあります。

ケータイやスマホの本体価格を分割で支払い正常な利用を続けていると良好なクレヒスとなり、審査にプラスの影響を与えます。

奨学金とクレヒス

もうひとつクレジットカード審査に影響がある意外な情報として日本学生支援機構の奨学金があります。

奨学金の中でも貸与方式で返済が必要な奨学金は、長期の延滞をすると個人信用情報機関に登録されるので注意しましょう。

日本学生支援機構が登録しているのは銀行系の個人信用情報機関のKSCですが、3ヶ月以上の延滞が発生した場合にKSCにその情報が記録されます。
奨学金の審査でKSCの情報が参照されることはなく、奨学金を利用しているだけでKSCに登録されることはありません。

あくまでも3ヶ月以上奨学金の返済を延滞したときだけ登録されるので、正常に返済している場合は何の影響もありません。

日本学生支援機構はKSCにしか加盟していないので、奨学金の延滞情報はCICやJICCだけに加盟しているクレジットカード会社には伝わらないと考える人もいるかも知れません。
実際にKSCに加盟しているクレジットカード会社はアメリカン・エキスプレスしかありませんが、CICとJICCはKSCと情報の交流をしています。

CRIN(クリン)というシステムでCIC、JICC、KSCの3社がネガ情報(事故情報)を交流しているので奨学金の延滞記録もクレジットカード会社に伝わります。

奨学金だからといって返済を後回しにしていると、銀行ローンだけでなくクレジット利用にもマイナスの影響があるので注意しましょう。

自己破産とクレヒス

ここで自己破産情報が個人信用情報機関ではどのように記録されているのかを説明しましょう。

自己破産は手続きを開始した時点と、自己破産が確定して免責が決定した時点で官報に記載されます。
官報はほぼ毎日発行されている国の情報に関する刊行物で、国が発行している新聞と言ってもいいでしょう。

参考:インターネット版官報

なお、「免責」というのは自己破産をする人の最終的な目標で、免責が決定すると自己破産者に対して請求することができなくなります。
個人信用情報機関ではこの官報情報を登録していますが、個人信用情報機関によってその登録方法に違いがあります。

KSC
KSCが独自に官報情報を取得して登録し10年間データを保存している
CICとJICC
個人信用情報機関が独自に情報は取得せず、加盟会員からの提供情報として登録しているので、情報の保存期間は5年

自己破産情報の保管年数は個人信用情報機関によって違いはありますが、CRIN情報で3社は情報交流をしているので、10年は情報が残っていると考えましょう。

また、自己破産の手続き開始と免責決定の2回のタイミングで自己破産情報が公開されますが、クレジットカード審査では自己破産の開始が決定した情報だけで審査は却下という判断をします。

免責が決定するかどうかは債権者が気にすることであって、自己破産を申請した時点ですでに返済能力はないと判断できるからです。

クレヒスの重要性から築き方とは?

クレヒスはクレジットカード審査にとって大きな影響力がある情報ということがおわかりいただけたことと思いますが、特に事故情報のマイナスの影響が大きいので、申し込みする前には個人信用情報機関に情報開示申請をして確認することをおすすめします。

しかしクレヒスの影響はマイナス面だけでなくプラス面もあります。
延滞しないで正常に完済した件数が多いほど審査を通過する可能性が高くなります。
申し込み者の属性が弱くても、クレヒスは実際に返済した実績をあらわしているので重要な返済能力を裏付ける情報です。
その結果審査を通過する可能性が高くなるのです。

クレヒスは自分で意識して作ることができるので、クレジットカード審査に落ちた経験がある人や、審査に不安がある人は下記の方法でクレヒスを作ってから申し込みしてみましょう。
  • ケータイやスマホ本体を分割で購入する
  • ショッピングクレジットを利用する
  • 入会が簡単なクレジットカードを先に作って利用する

ショッピングクレジットは買い物をするたびに契約書を作成するシステムで、連帯保証人を付けることもできるので、クレジットカードよりは審査難易度が低くなりクレヒスを作るのには最適です。

クレヒスを作るときは高額な利用である必要はありませんが、絶対に延滞をしないことと長期間利用することが重要です。

少なくても1年以上は実績を積み重ねてから本当に必要なクレジットカードに申し込みしましょう。

まとめ

今回はクレジットカードを作る上で避けては通れない審査で関わるクレヒス(クレジットカードヒストリー)について書きました。

クレヒスは、身近なケースだとケータイ料金や奨学金。また自己破産については大きく影響するが、いずれの場合も「ある程度月日が流れると解決できるもの」だということがお分りいただけたかと思います。

また良好なクレヒスを築くには、1年以上延滞せずに実績を作るといいことも伝わったかと思います。

クレジットカードをはじめて作る人は勿論、良好なクレヒスを築き直したい人も、ぜひこの記事を参考に自分の求めるクレジットカード作成にチャレンジしてみてくださいね。

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