JALによく乗るならJALカードCULB-Aゴールドカード!基本情報とメリットデメリットを紹介

JALカードの中でも上位カードにランクされているJALカードCLUB-Aゴールドカード。
このカードのメリットはゴールドカードらしいラウンジの特権、各種保険が手厚くなることなどですが、デメリットは位置づけが中途半端である点です。
ゴールドカードなのに位置づけが中途半端なカードとはどういう状態なのでしょうか?メリットとデメリットを踏まえてこれから詳しく紹介します。

せんせー
JALカードCLUB-AゴールドカードってJALカードのなかでも上位カードすよね?どんな人にオススメのカードなんっすかー?

とにかくよく海外に行く人にオススメじゃ!ゴールドといえばお約束の空港ラウンジの利用はもちろん、海外旅行保険も自動付帯で付帯されておるカードなんじゃ!
詳しい理由はこれから説明していくぞい!
目次
CULB-Aゴールドカードの基本情報
CULB-Aゴールドカードどんな人向け?
CULB-Aゴールドカードの一番の特徴ともいえるところは海外旅行保険がしっかりついているという点で、ざっくり紹介すると以下のような内容です。
- 海外旅行保険(傷害死亡・傷害後遺障害)→最高1億円
- 傷害・疾病治療費用(海外旅行時の限度額)→最高300万円
- 救援者費用(海外旅行時の年間限度額)→最高400万円
さらにゴールドカードなので、空港ラウンジも利用することができ、海外へよくいかれる方にとてもオススメのカードです。ちなみに、よく利用するというのは、年に数回は海外へ行くような人です。
逆に、「陸マイラーだ!」または「飛行機に乗ってマイルを貯めることは考えていない」と言い切れる人にはお得な部分がなく、年会費がただただ高いだけのカードになってしまいます。
CULB-Aゴールドカードの目玉でもあるショッピングマイルプレミアムが自動でついてくるという特典から申し込みを検討しているのであれば、直ちに考え直してください。
それではまずCULB-Aゴールドカードの基本的な事をおさらいしましょう。

年会費(税込み) | 本会員:17,600円 家族会員:8,800円 |
---|---|
国際ブランド | JCB、DC VISA、DC MasterCard、アメリカンエキスプレス*、ダイナースクラブ* |
入会搭乗ボーナス | 5,000マイル |
毎年初回搭乗ボーナス | 2,000マイル |
ご搭乗ごとのボーナス | フライトマイルの25%プラス |
国際ブランドで*(アスタリスク)のついているブランドは年会費がこの表内の金額ではないので注意が必要です。
まず1つめに、アメリカンエキスプレスを選ぶと年会費が本会員で税込み20,900円、家族会員で税込み8,800円です。
2つめにダイナースクラブを選ぶと年会費が本会員で税込み30,800円、家族会員で税込み9,900円で、さらに申し込み資格が27歳以上で安定継続収入のある方となっています。
ダイナースクラブについては、申し込みのハードルも一般的なクレジットカードと比べても高めです。
ちなみにダイナースクラブを選ぶ場合、CULB-Aゴールドカード一択となっています。
さて、アメリカンエキスプレスとダイナースクラブカード、これらのカードはCULB-Aゴールドカードなのになぜこんなにも年会費が違うのでしょうか?
なぜアメックスとダイナースクラブの年会費が高いのか?
ダイナースクラブカードはブランド力が高く、ダイナースカードのプロパーカードでさえも、年会費が税込24,200円と高いのです。
アメリカンエキスプレスもダイナースクラブ同様、ブランド力の高いカードのひとつでアメリカンエキスプレス・ゴールド・カードの年会費は税込31,900円です。
両方のカードに共通しているブランド力の高さはサービス面にも反映されており、海外旅行保険をはじめとする付帯保険や優待特典などがかなりしっかりした内容になっています。
それでは実際に数字で見比べることができ、違いが分りやすい海外旅行保険を例に見てみましょう。
海外旅行保険を例に比較してみる
JCB、Mastercard、Visaカード | アメリカンエキスプレス | ダイナース | |
---|---|---|---|
傷害死亡 | 5,000万円 | 5,000万円 | 最高1億円 |
傷害後遺障害 | 150万~5,000万円 (保険金額の3%~100%) |
150万~5,000万円 (保険金額の3%~100%) |
最高1億円 |
傷害治療費用 (1事故の限度額) |
150万円 | 200万円 | 300万円 |
疾病治療費用 (1疾病の限度額) |
150万円 | 150万円 | 300万円 |
賠償責任 (1事故の限度額) |
2,000万円 | 3,000万円 | 1億円 |
携行品損害 | 1旅行につき50万円限度 /年間累計額100万円限度 ※1点・1対限度額10万円(乗車券などは合計5万円) |
50万円/100万円 (免責3,000円/1事故) |
1旅行につき50万円限度/ 年間100万円限度 |
救援者費用 (年間限度額) |
100万円 | 200万円 | 400万円 |
補償期間 | 90日間 | 90日間 | 90日間 |
JCB、VISAやMasterが見劣りしてしまうほどの補償がかなり手厚くなることがお分かりいただけたと思います。これが高い年会費の理由のひとつともいえます。
また海外旅行保険以外にもアメリカンエキスプレスにかぎり、ラウンジ利用が同伴者1名まで無料や100円につき1マイルたまるアドオンマイルなど他のカードにはない特典がついたりします。
お財布にゆとりがある方やアメリカンエキスプレスやダイナースクラブの優待特典を使いたい人はこれら2つの国際ブランドを選択するのもありではないでしょうか?
また、これら2つの国際ブランド以外が劣っているのか?といえば決してそうではありません。身の丈にあったカード選びがクレジットカード選びの基本です。
特別に優待にこだわらない人でなければ、これら以外の国際ブランドでも充分なサービスを受けることができるカードですよ。

JALカードCULB-Aゴールドカードをもっと詳しくしりたいのなら特典一杯のJALカードCLUB-Aゴールドカード!も読んでみるんじゃ!
JALカードCLUB-Aゴールドのメリットは
ボーナスマイルが大きくなる
JALの飛行機に乗るたびに加算されていくマイルですが、CLUB-Aゴールドになっているとついてくるボーナスマイルも増えます。
一般カードでは加算マイル数の10%ですが、CLUB-Aゴールドカードの場合には25%が追加で加算されるようになります。15%の加算マイル数に差があるので、それだけマイルが貯まりやすくなります。
ラウンジの特権
JALカードCLUB-Aゴールドを持つ一番のメリットは、各空港に設置されているラウンジを利用することができることです。
空港にはカード会社が設置しているラウンジがあり、そこでドリンクを飲んだり、新聞を読んだりと自由な時間を過ごすことができます。空港によってはアルコールを飲むことができるラウンジもあります。
クレジットカード会社が運営をしているラウンジなので利用をする時にカード会社による制約を受けることができません。
搭乗する便がANAであってもJALカードCLUB-Aゴールドを提示すればラウンジの利用が可能です。
さらにカードブランドにダイナースを選択すると、海外の500以上の空港においてラウンジを利用することが可能になります。
ただ、ラウンジは空港にしかないため、空港をあまり利用しない人や既に各航空会社の発行しているマイレージ会員で上級会員になっており、航空会社の運営するラウンジを利用することができるという人には、あまりメリットにならないかもしれません。
海外旅行保険が手厚い
ページ上部でも簡単にまとめていますが、JALカードにおいてCLUB-Aゴールドを保有するメリットの2つ目が、保険で補償をしてもらうことのできる金額が大きくアップします。
ある程度の病気や怪我であれば、カバーをしてもらうことができるぐらいの金額が付いているので安心です。
航空機遅延保険の自動付帯
飛行機は時間に不安定な部分があり、大幅に遅れたり、1つの便の遅れに伴って乗り継ぎに間に合わなかったりというケースが発生します。
そんなときには宿泊費や余分な食事代がかかるのですが、JALカードCLUB-Aゴールドには、こうしたときにかかった費用を保証してくれる航空機遅延保険というものが付いています。
2万円から4万円程度の金額ですが、それでも頻繁に飛行機に乗る人は、このトラブルに巻き込まれることも多いので、ついているだけで安心できます。
ショッピング保険が付いてくる
商品を購入しても、破損してしまったり、盗難されてしまったりすると悲しい思いをすることになります。
そこでJALカードにはこうした盗難や破損から守ってくれるサービスとしてショッピング保険が付帯されています。しかも、年間の上限保険金額が300万円から500万円までついているので高額な商品を購入して、破損してしまったとしても安心することができるカードです。
JALカードCLUB-Aゴールドのデメリットは何か
高額な年会費
JALカードCLUB-Aゴールドに関わらず、クレジットカードのCLUB-Aゴールド以上のステータスを保有しようとするときにネックになるのが年会費です。
JALカードCLUB-Aゴールドは15,000円以上の年会費をするものが多く、中には20,000円を超えるようなものもあります。
これだけの年会費の元を取るためには、かなりの金額を利用しないと元を取ることができません。
特に陸マイラーとしてマイルを貯めている人にとっては、マイルを貯めることにおいて一般カードもCLUB-Aゴールドカードもあまり差がありません。
あくまで飛行機に乗る人であれば有利な部分はたくさんありますが、飛行機をほとんど利用しないのであれば一般カードでも十分です。
JALカードCLUB-Aと大差ない
JALカードCLUB-Aゴールドのもう1つのデメリットがカードの位置づけが中途半端ということです。
似たようなカードにJALカードCLUB-Aがありますが、年会費が7,000円ほど違います。ただ違いは、ショッピングマイルプレミアムがCLUB-Aゴールドでは自動付帯(約3,300円)と空港でのラウンジが利用できるか、保険が手厚くなっているぐらいです。
こうみると空港のカードラウンジ利用と保険に月約4,000円を支払うことになります。
JALカードでは、もう1つ上のランクにプラチナがあり、年会費もCLUB-Aゴールドに1万円プラスしたぐらいです。
CLUB-Aゴールドよりも手厚い特典がついてくるので、カードをよく使う人はさらに上のランクの方がメリットがあるかもしれません。
まとめ
- JALカードCLUB-Aを持つメリットとしては空港のラウンジを利用することができる。旅行保険が手厚くなっている、フライトごとに加算されるボーナスマイルが多くなっているという魅力があります。
- デメリットとしては年会費が高額であり、飛行機利用者にとっての特典が多いので陸マイラーとしてマイルを貯めようとしている人には、やや魅力が落ちます。