VISA VS JCB ANAワイドゴールドカードを徹底比較!

ANAワイドゴールドカードはVISA,マスターカード,JCBの3つの国際ブランドを選択できます。
その中でも国際的にも使用できる範囲が広いと言われるVISA、日本国内に強いJCBの2つで迷っている方も多いのではないでしょうか?
今回はVISA、JCBの2つのワイドゴールドカードについて比較、解説していきたいと思います。
VISAワイドゴールドとJCBワイドゴールドの違いは?
2種類のカードの特徴をざっくりと把握するには、「マイル・年会費に強いVISA」と「付帯保険に強いJCB」と考えてください。
もちろんこれら2つのカードは同じANAワイドゴールドカードなので、基本的な機能や年会費はほぼ同じとなっています。
しかし実は国際ブランドが変わるとカード発行会社が変わるため微妙な部分でサービスが変わってきます。
カード発行会社
- VISAワイドゴールドカード→三井住友カード
- JCBワイドゴールドカード→JCB
とはいえせっかくのANAカードをフル活用するならこの微妙な部分をフル活用することが重要となってくるのも事実。
以下でその違いについて詳しく解説していきます。
VISAは年会費割引・マイル還元率上昇が魅力
VISAワイドゴールドの魅力は年会費割引と高いマイル還元率です。その詳細について以下で解説していきます。
最大4,950円お得!VISAの年会費割引
まずはVISAワイドゴールドのメリットからご紹介します。
まず何と言っても大きいのがJCBには存在しない年会費割引サービスです。ワイドゴールドの通常年会費は国際ブランドに関わらず15,400円(税込)となっています。
JCBであればこの金額から安くなることはないのですが、VISAの場合ある条件を満たすことで最大4,950円(税込)の年会費割引を受けることができるのです。
年会費割引の条件は以下の2つとなっています。
- WEB明細書サービスの登録(税込1,100円割引)
- マイ・ペイすリボを申し込み、年一回以上利用(税込3,850円割引)
JCBとの年会費の差を表にまとめてみました。
visaワイドゴールド年会費(税込) | JCBとの年会費の差(税込) | |
---|---|---|
通常 | 15,400円 | 0円 |
WEB明細書割引 | 14,300円 | 1,100円 |
マイペイすリボ割引 | 11,550円 | 3,850円 |
WEB明細・リボ併用 | 10,450円 | 4,950円 |
割引を活用することで5000円近く年会費を節約できるのは大きいですね。
WEB明細は紙の明細書ではなくWEB上で明細を確認する形になるだけですのでハードルはかなり低いでしょう。
マイペイすリボは自動リボのサービスですが、リボ払い設定金額を自分が普段使う最大金額以上に設定しておけば金利が発生することもありません。(月最大10万円使う人ならリボ設定額を15万円などにしておけば自動的に一回払いになる)それでも心配であればカード利用限度額=リボ設定額としておけば必ず1回払いになります。
VISAは最高1.48%の高マイル還元率!
ワイドゴールドカードの基本のマイル還元率は国際ブランドに関わらず1%となっています。
しかしVISAワイドゴールドに関してはマイル還元率を最大1.48%まで高めることができます。その条件は以下の2つ。
- マイペイすリボで毎月(少額の)金利を発生させる→還元率0.3%UP
- 年間300万円以上決済→還元率最大0.18%UP
まずは1つ目のマイペイすリボですが、毎月1円以上で構わないのでリボ払いの金利を発生させると通常の決済ポイントとは別にボーナスポイントがもらえます。このボーナスポイントをマイルに移行することで0.3%相当のマイル還元率となるわけです。
注意点としてマイペイすリボの利用登録のみで金利発生は不要だった年会費割引に対し、マイル還元率アップには必ず毎月金利を発生させる必要があることに気をつけましょう。
とはいえ当然還元率のために金利をたくさん払っていては意味がありません。
金利を最小限に抑えるために、毎月請求額確定後にマイペイすリボ設定額を金利が発生するギリギリの金額へ変更し金利を最小限にする方法がオススメです。
次に年間の決済金額アップによる還元率アップについて解説します。
VISAワイドゴールドカードは年間の決済金額によってステージが決定し、ステージによってボーナスポイントがもらえます。もっとも上のステージであるV3に到達するには年間300万円の決済が条件となっており、この場合のボーナスマイル還元率は0.18%となっています。
以上のマイペイすリボと年間決済額のテクニックを駆使することでVISAワイドゴールドのマイル還元率は最大1.48%となり、ANAカードの中でも屈指の高還元率となります。
ちなみにJCBワイドゴールドも年間決済額によってマイル還元率をアップさせることができるのですが、こちらは最大でも1.075%となり、VISAには遠く及びません。
JCBワイドゴールドは付帯保険に強い
年会費とマイル還元率ではVISAに圧倒的に分がありますが、JCBはそのぶんクレジットカード付帯の保険が充実しています。
例えば海外旅行保険の上限金額がVISAの倍の1億円になっていますし、もっとも利用する機会が多くなるであろう旅行中の疾病・障害保険も最高300万円でこちらもVISAの倍となっています。
VISA/JCBどちらのワイドゴールドカードがオススメ?
利用目的によって変わってきますが、多くの方にオススメできるのはVISAワイドゴールドカードです。
というのもANAカードをもつ多くの方はマイルを貯めることが主目的のはず。VISAとJCBを比較した場合クレジット決済でのマイル還元率はVISAの方が圧倒的に有利で、その他のボーナス(搭乗時のボーナスマイルや毎年のカード継続時でもらえるボーナスマイルなど)は同条件となっています。
つまりVISAの方が明らかにマイルが貯まりやすく、さらに年会費も安いというわけです。
一方でJCBは付帯保険が魅力ですが、付帯保険に絞っていえばもっとコスパのいいクレジットカードがANAカード以外でもありますし、十分な保障が欲しい場合はクレジットの付帯保険では足りず結局自分で都度保険に入る場合も多いでしょう。
まとめ
今回はANAワイドゴールドカードのVISA/JCBを比較しながら解説しました。
冒頭で「マイル・年会費に強いVISA」「付帯保険に強いJCB」と述べた内容がご理解いただけたでしょうか?
ワイドゴールドの発行を検討している方はぜひ国際ブランドの選択の際の参考にしてみてくださいね。