ダイナースプレミアムビジネスアカウントカードはダイナースビジネスカードとどう違うの?

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ダイナースクラブでは、ビジネス用に使えるカードとしてダイナースクラブビジネスカードの他にダイナースプレミアムビジネスアカウントカードというカードも発行しています。

この2つのカードは混同されるケースが非常に多いのですが、受けられるサービスも掛かる費用や仕組みなどについても全く異なるものとなっていますので、こちらではダイナースクラブビジネスカードとダイナースプレミアムビジネスアカウントカードの違いについて詳しく紹介していきます。
勘違いしないでもらいたいのが、どちらのカードのほうが優れているというようなものではありませんので、その点に関しては注意してください。

ダイナースプレミアムビジネスアカウントカードの概要について

ダイナースビジネスアカウントカード
ダイナースプレミアムビジネスアカウントカードとはどのようなカードなのかということについて、概要を詳しく紹介していきます。
まずは基本的なこととなりますが、ダイナースプレミアムビジネスアカウントカードというのは、ビジネスをする人を対象にしたクレジットカードとなっています。

ダイナースプレミアムビジネスアカウントカードの特徴について、いくつかのポイントに分けて詳しく紹介していきます。

職種や年齢についてどのような人が利用できるのか?

始めに知っておいて欲しいのがダイナースプレミアムビジネスアカウントカードというのは単体で申し込みをすることが出来るカードではなく、ダイナースプレミアムカードの追加カードだということです。
そのため、位置付けとしてはETCカードや家族カードと同じようなポジションとなっています。

ダイナースプレミアムビジネスアカウントカードを発行することが出来るのは、既にダイナースプレミアムカードを持っている人となりますので、年齢制限に関しては27歳以上の方が申し込みをすることが出来ます。
また、法人格を持たない医師や弁護士、公認会計士の方でも申し込む方が可能です。

ちなみに、一般的なダイナースクラブカードの会員の方でもビジネスアカウントカードが発行出来ます。

ダイナースプレミアムビジネスアカウントカードの利用方法について

ダイナースプレミアムビジネスアカウントカードというのは、名称にもあるようにビジネスのために利用するクレジットカードとなっています。そのため、公式サイトには経費決済専用カードとも書かれていて、ビジネス経費を効率的に管理することが出来ることが大きなメリットです。

ダイナースプレミアムビジネスアカウントカードを発行する場合はダイナースプレミアムカードを持っていることが条件となっていますので、プライベートの支払いに関してはダイナースカードを使用し、ビジネスに関する支払いの場合はビジネスアカウントカードを使用するというような使い分けが出来るようになります。
ビジネスアカウントカードを利用した分の決済の際に発生するポイントについてはダイナースクラブカードに貯まるという仕組みになっていますので、個人カードと合算してポイントを使うということも出来ます。

ビジネスをする際に社用車を使っているという方の場合は、ビジネスアカウントカード1枚に対してETCカードを5枚まで発行することが可能です。
ただし、会員本人が所有する車両に限られていますので、その点に関しては注意してください。

年会費や審査について

ビジネスアカウントカードというのは、ダイナースカードの追加カードとなっていますので、申し込みをする際に審査が行われるということはありません。
つまりほぼ無審査で発行することが出来るカードということになります。
※支払いが滞っていたりする場合は発行が難しくなる場合もありますので注意してください。

年会費に関しては、2,200円(税込)となっていますが、本会員のカードの年会費に上乗せして発生するという形式になりますので、その点に関しては注意が必要です。

ビジネスアカウントカードの年会費は一般のダイナースクラブカード場合であっても年会費は2,200円(税込)になります。

また、ビジネスアカウントカードから更に追加カードを発行するということは出来ませんので、ダイナースプレミアムカード1枚に対してビジネスアカウントカードを1枚までしか発行することは出来ないということを覚えておいてください。

支払いをした後の決済方法について

利用を明確に分けて決算や確定申告の手間を削減

ダイナースプレミアムビジネスアカウントカードでは、支払いをした後の決済方法が下記の3つから選択することが出来る仕組みになっています。

  • ダイナースクラブカードと同じ口座を決済口座にする
  • 本会員名義の別口座を決済口座にする
  • 法人名義の口座に設定する

これらの中から選択することが出来るようになっていて、個人事業主や医師・弁護士などの場合は法人格を有していないために、法人名義の口座を設定することは出来ませんが、仕事用で使っている口座に設定することは可能です。

また発行される明細書についてはダイナースカードとビジネスアカウントカードでは別々に発行されることになりますので、利用を明確に分けて決算や確定申告の手間を削減することが出来ます。
このあたりの利用方法については融通が利くので、自分のビジネススタイルに合わせて選択することが出来るのが大きなメリットです。

受けられるサービスや保険について

ダイナースプレミアムビジネスアカウントカードを利用した場合のサービスについては会員となっているダイナースプレミアムカードに依存するということになります。
そのため、ビジネスアカウントカードを発行している状態でも新たなサービスを受けることが出来るということではなく、ダイナースプレミアムカードのサービスと同等のサービスを受けるという形式です。

ビジネスアカウントカードは、どちらかと言えばビジネスの決済をするためだけのカードということになりますので、ビジネスのサービスを受けたいという方の場合はビジネスカードを利用すると良いでしょう。

ビジネスカードとビジネスアカウントカードとの違い

ダイナースクラブのビジネスカードとダイナースクラブビジネスアカウントカードの大きな違いとしては、下記の3点が挙げられます。

  • 年会費や追加カードに掛かる費用の違い
  • 受けられるサービスの違い
  • 付帯されている保険の違い

主に異なる要素としては、この3点となっていて、それ以外の要素についてはどちらも同じように使うことが出来ます。
それぞれの違いについて簡単に紹介していきます。

年会費や追加カードに掛かる費用の違い
ビジネスカードの場合は年会費が29,700円(税込)ですが、ビジネスアカウントカードの場合は2,200円(税込)です。
ただし、追加カードに関してはビジネスカードでは無料で何枚でも発行することが可能ですが、ビジネスアカウントカードの場合は発行することが出来ない仕組みになっています。
受けられるサービスの違い
次に受けられるサービスの違いについてですが、ビジネスアカウントカードの場合は上記でも紹介したように個人用カードの延長線上にある追加カードとなっているために会員となっている個人用カードのサービスに依存します。しかしビジネスカードの場合は、ビジネス専用のカードという扱いになるために、ビジネスに役立つ様々なサービスを受けることが出来ます。
付帯されている保険の違い
最後に付帯されている保険の違いについてですが、基本的な要素については同じとなっていますが、ビジネスカードの場合は追加カードを発行した場合は追加カードにも保険が付帯されることになります。
また、ビジネスアカウントカードでは付帯されていないゴルフ保険を利用することも出来ますので、頻繁にゴルフをするというような方の場合はビジネスカードを持っていることによって万が一のトラブルを防ぐことが出来るようになります。

このようにダイナースクラブビジネスアカウントカードと、ビジネスカードでは様々な要素が大きく異なりますので、選ぶ際には十分に検討してから選択したほうが良いでしょう。

どちらのカードを利用したほうが良いのか?

どちらのカードを利用するべき?
ダイナースクラブの追加カードとなっているビジネスアカウントカードと、ダイナースクラブが提供するビジネス用のクレジットカードのビジネスカードのどちらを利用すれば良いのかということについては、当人のビジネススタイルによって大きく異なります
比較するポイントについては上記でも紹介した3つの要素となっていますので、この3つの要素を比較して比重が大きいと決断したカードを利用するようにしたほうが良いでしょう。

ダイナースクラブが提供しているクレジットカードは、どれも審査が厳しいものばかりです。
ビジネスカードの場合は申し込みをする本人のデータだけではなく運営している事業のデータも審査の対象となりますので、これから新規に事業を始めるという方の場合は実績がないとビジネスカードの審査に通過するのは難しいかもしれません。

ただし、ビジネスを大きく展開する場合はビジネスカードだけが利用することの出来るサービスが大きく役立つと予測されますので、年会費や審査というデメリットをクリアすることが出来るのならビジネスカードのほうが良いでしょう。

ビジネスアカウントカードについては、年会費が安くなっていますので、まずはビジネス用のクレジットカードが欲しいというような方にはオススメです。

まとめ

ダイナースクラブにはビジネス用に使えるクレジットカードとして、ビジネスアカウントカードとビジネスカードの2つが用意されていますが、この2つは様々な要素が異なる全く別のカードだと認識したほうが良いでしょう。
どちらもビジネスをする上で役立つカードであることについては変わりませんが、利用することが出来るサービスや保証などが大きく異なりますので、まずは自分が展開しているビジネスを正しく認識して、スタイルに合っているカードを選ぶようにしてください。

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