プロミスの審査に落ちる原因は?審査落ち防止策や落ちた場合の対処法

大手消費者金融のプロミスでは、それなりに厳しい借入審査が行われます。
プロミスの成約率は、およそ40~46%程度(2020年7月時点の情報)。(※1)
プロミスに申し込んだ半数以上が審査に落ちている事実から、自分もプロミスの審査に落ちるのではないかと不安に感じる方も少なくありません。
事前にプロミスの審査に落ちる原因を把握しきちんと対策をすれば、審査で不利な評価をされる可能性が低くなります。
本記事ではプロミスの審査に落ちる原因と審査に落ちた人の特徴を解説。
プロミスの審査に落ちるのを防ぐ方法や、プロミスの審査に落ちた場合の対処法を取り上げます。
プロミスの審査に落ちるのが不安な方や、既にプロミスの審査に落ちた方は、この記事を参考にして対策を立てましょう。
目次
プロミスの審査に落ちる原因
プロミスの審査には、大きく分けて一次審査と二次審査が存在します。
プロミスの一次審査と二次審査で、審査に落ちる原因となる要素を確認していきましょう。
プロミスの一次審査で落ちる原因
プロミスの一次審査では、申し込み内容や信用情報が合格基準に達しているかどうかをコンピューターで数値化(スコアリング)して確認。
- 属性情報…年齢、職業、年収、勤続年数など
- 生活状況…家族構成、住宅ローンの有無など
- 信用情報…クレジット関係・ローンの契約状況、借入残高、債務整理歴の有無など
一次審査では上記の3つの項目がプロミスの合格基準に満たないと、審査に落ちる原因となります。
プロミスの一次審査に通過するには「安定した収入がある20~69歳」である点が最低条件。
収入のない無職や専業主婦の方、未成年や69歳以上の方は100%プロミスの審査に落ちるので注意しましょう。
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信用情報の一例
- クレジット関係・ローンの契約情報、残高
- 毎月の返済状況
- クレジット会社などの信用情報照会記録
- 債務整理(自己破産など)の記録
延滞を続ける、自己破産をするなどの問題が発生すると、問題解決後から最大5年間(自己破産は10年間)信用情報にその旨が記録されます。
これが「信用情報に傷がついた」「ブラックリスト入り」と言われる状態です。
信用情報に傷があるとプロミスの審査に落ちる原因となるので、注意してください。
お借入シミュレーションで簡易的な審査が可能
プロミスの審査に落ちるのが不安な方は、一次審査に申し込む前に「お借入シミュレーション」を利用するのがおすすめです。
- 生年月日
- 年収
- 他社での借入金額
上記の3項目を入力するだけで、簡易的にプロミスの借入審査が可能。
「お借入可能と思われます」と表示された場合はプロミスの審査基準に合っている可能性が高いので、審査に落ちる可能性が低いと言えます。
プロミスの二次審査で落ちる原因
プロミスの二次審査では、提出書類と申し込み内容の照合、勤務先への在籍確認を実施。
こちらは人の手で行なわれる審査で、プロミスの一次審査を通過した申込者の申告内容が正しいか確かめる段階です。
申告内容とプロミスが照会した情報に食い違いがあり、二次審査で問題があると判断されると、一次審査段階で提示されていた借入限度額が下がったり、審査に落ちたりしてしまいます。
プロミスの一次審査に落ちた人の特徴
実際にプロミスの一次審査に落ちたのは、どのような人たちなのでしょうか?
プロミスの一次審査に落ちた人の特徴を詳しく見ていきましょう。
限度額以上の借入を希望した
貸金業法の「総量規制」によって、消費者金融などの貸金業者は利用者の年収の3分の1以上を貸してはいけない決まりが存在します。
総量規制には他社借入分も合算され、その限度を超えた額は他社でも借りられません。
他社借入額とプロミスの借入希望額の合計が年収の1/3を超える場合、プロミスの審査に落ちる可能性が高いです。
すでにプロミス以外の他社からの借入が複数件ある
複数の金融機関から多額の借入があり、返済が困難な人を「多重債務者」と呼びます。
プロミスの申込時点で他社借入が複数あると、多重債務者と判断されやすく審査に落ちる可能性が高いです。
借入件数を増やすごとにローン審査に悪影響が出るため、これに該当する方は新規の申し込み自体が難しいと考えましょう。
プロミスの二次審査に落ちた人の特徴
プロミスの二次審査で落ちた場合、基本的な属性情報には特に問題がなかったと考えられます。
実際にプロミスの二次審査に落ちたのは、どのような人たちなのでしょうか?
プロミスの二次審査に落ちた人の特徴を詳しく見ていきましょう。
プロミスの申込情報に虚偽があった
プロミスの申込内容に嘘(虚偽申告)があると、審査に落ちる可能性があります。
住所の書き間違え程度であれば虚偽申告と見られる可能性は低いですが、特に下記の項目には注意が必要です。
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記入時に気を付けるべき項目
- 年収
- 勤続年数
- 他社借入
借入額に影響する部分でプロミス側が確認した情報と申告内容に大きな食い違いがあり、故意に嘘をついたとみなされて審査に落ちた人もいます。
信用情報に傷がついている
カードローンの審査に落ちる原因のなかで、一番対処しにくいのが信用情報に関する問題です。
信用情報はJICC、CIC、日本銀行協会などの「個人信用情報機関」で管理されています。
申し込みがあった時点で個人信用情報機関に利用者の情報が照会されるため、借り入れ状況などは筒抜けだと思っておきましょう。
過去の延滞や債務整理によって信用情報に傷がついていると、プロミスに限らず、全てのローン審査に落ちやすくなります。
消費者金融やローンへの短期間での申し込みもマイナス評価につながるので、既に信用情報に傷がついていると分かっている場合は、しばらく申し込みを避けたほうが安全です。
プロミスが求める必要書類を提出できなかった
プロミスの二次審査では、本人確認書類の提出が必要になります。
さらに、借入希望額によっては収入証明書類の提出が必要なケースも。
本人確認書類 | |
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運転免許証 | これらのうち、いずれか1つが必要(最新の情報が記載されている必要がある) |
健康保険証+1点(住民票、公共料金の領収書等) | |
パスポート | |
マイナンバーカード(通知カードは不可) | 申し込み方法によっては利用できないので要確認 |
※記載されている住所と現在の住所が異なる場合、公共料金の領収書や住民票の写しなどを追加で送付する
収入証明書類 | |
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最新の源泉徴収票 | これらのうち、いずれか1つが必要 |
最新の確定申告書 | |
税額通知書 | |
最新の所得(課税)証明書(「収入額」と「所得額」の記載があるもの) | |
給与明細書(直近2ヶ月分+1年間の賞与明細) |
これらの書類を用意できずプロミスの審査に落ちた人もいるので、事前に準備しておきましょう。
プロミス側から在籍確認ができなかった
申し込み時に申告した勤務先に本当に働いているのか、プロミスの担当者が勤務先へ電話連絡をするのが「在籍確認」です。
勤務先が長期休暇中だったり、電話対応した方から在籍確認が取れないと、申込者が勤務している証明ができなくなり、プロミスの審査に落ちるケースもあります。
何らかの事情で在籍確認が難しいと予測できる場合は、プロミスコール(0120-24-0365)で事前に相談しておきましょう。
在籍確認は申し込み者全員に行なわれるため避けられませんが、電話以外の確認方法を考慮してもらえる可能性があります。
短期間で複数のローンに申し込んでいる
短期間に複数のカードローン・クレジットカードなどに申し込むと、「申し込みブラック」と呼ばれる状態になってしまいます。
申込ブラック状態になると相当金銭的に困窮していて、貸し倒れのリスクが高いと判断されるため、プロミスの審査に落ちる可能性が高いです。
プロミスの担当者への対応が悪かった
電話や実店舗(お客様サービスプラザ)で、プロミスの担当者に良くない印象を持たれると審査に落ちる可能性があります。
信頼できる人物だと思ってもらえるよう、誠実な対応を心掛けましょう。
インターネット申し込みではメールでの連絡中心で手続きを進める方法もあるので、そちらを利用するのもおすすめです。
プロミスの審査に落ちるのを防ぐ方法
プロミスの審査に落ちるのを防ぐために、以下の4つのポイントを確認・実践しましょう。
- 書類・申込情報に不備がないか確認する
- 借入希望額を最低限にする
- 他社での借入額を減らす
- 事前に信用情報を確認
書類・申込情報に不備がないか確認する
前述した通り、書類や申告した情報に不備がありプロミス側が確認した情報と食い違うと、場合によっては虚偽と判断されて審査に落ちる可能性が高くなります。
プロミスの審査で提出が必要な書類は揃っているか、提出書類/申込情報に不備はないかを事前に確認しましょう。
借入希望額を最低限にする
プロミスなどの消費者金融では、年収の3分の1以上の借入ができない「総量規制」と呼ばれる決まりがあると解説しました。
そのため、年収の1/3以上の借入額を希望すると審査に落ちる可能性があるのです。
借入希望額は高めに設定せず、必要最低限の金額を希望するようにしましょう。
他社での借入額を減らす
他社での借入額が多いと総量規制の対象となり、審査に落ちる可能性が高いです。
プロミスの審査に落ちるのを防ぐには年収を増やすのが有効ですが、こちらはあまり現実的ではない方法と言えるでしょう。
他社で借入をしている方は、プロミスの審査に申し込む前に他社での借入額をできる限り減らすのがおすすめです。
事前に信用情報を確認
信用情報機関に照会すれば、自分の信用情報を確認可能です。
プロミスは国内の信用情報機関「JICC」「CIC」に加盟しているので、1000円(税込)で自分の信用情報を照会できます。
- 返済遅延/延滞の履歴
- 借入件数・借入額
- カードローンの申込履歴
信用情報を事前に照会して、上記の項目を確認して問題なければ、プロミスの審査に落ちる可能性は低いと言えるでしょう。
プロミスの審査に落ちた場合の対処法
プロミスの審査に落ちた場合は、以下のような対処法があります。
- プロミス以外の他社カードローンを利用
- 信用情報をきれいにしてから再申込
- プロミスで借入をしないで済むよう、生活を見直す
上記のプロミスの審査に落ちた場合の対処法について、詳しく見ていきましょう。
プロミス以外の他社カードローンを利用
- 過去5年内に債務整理、自己破産などをした
- すでに他社で多くの借入をしている
- 申し込みブラックになっている
- 収入が少ない、もしくは無収入
上記に該当していない場合、プロミス以外の他社カードローンなら審査に通過する可能性もゼロではありません。
借入希望額を控えめにする、大手会社で通らない場合は地元の中小消費者金融の利用を検討するなど、打つ手は存在します。
プロミス以外のカードローンへの申し込みも検討してみましょう。
信用情報をきれいにしてから再申込
信用情報に傷が付いた「ブラックリスト」状態が原因で、プロミスの審査に落ちた方は多いです。
一定期間を置けば信用情報の記録が消えるため、その後に再度プロミスに申し込みをすると審査に通りやすくなります。
信用情報の履歴が消えるまでに必要な期間
- 審査落ちをくり返した……最短6ヶ月~1年
- 長期延滞、債務整理の履歴がある……5年
- 自己破産をした……10年
プロミスで借入をしないで済むよう、生活を見直す
慢性的にお金が足りない場合、借入をしても返済がままならないため、長期的な延滞につながりかねません。
今の生活を見直し、支出を抑える(もしくは収入を上げる)方向に切り替えて、カードローンを利用しない方が得策なケースもあります。
プロミスの審査に落ちたのをきっかけにして、家計を再確認してみてはいかがでしょうか。
プロミスの審査に落ちる原因を把握し対策を立てよう
- 一次審査で落ちる原因には総量規制が関係している
- 二次審査の場合、書類の不備や虚偽申告が落ちる原因になる
- 信用情報に大きな傷がある場合、プロミス以外での借入も難しい
プロミスの審査に落ちる原因の中でも、総量規制(年収の3分の1を超える金額は借りられない)の影響や信用情報の傷は大きなネックになります。
しかし、一定の安定した収入があり信用情報に目立った傷もない場合は、プロミスの審査に落ちる可能性は限りなく低いです。
プロミスの審査に落ちる原因を把握し、本記事で取り上げた対策や防止策を講じれば、プロミスの審査に通過する可能性が高まるでしょう。
(※1出典:月次データ|SMBCコンシューマーファイナンス)