自営業者もプロミスは利用できる?事業資金の融資を受けるコツを解説

「急に資金が必要になったけど、銀行だと即日融資が出来ない……」
このような悩みを抱えている自営業者は一定数いらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、プロミスの自営業者向け商品「自営者カードローン」と通常のフリーキャッシングの違いや、審査通過のコツについて紹介します。
カードローンの利用を検討している自営業の方はこの記事を参考にしてみてください。
目次
プロミスの「自営者カードローン」は自営業者向けの商品
一般的な銀行カードローンや消費者金融系のカードローンでは、事業資金への利用は認められていません。
また、自営業の方は、収入が安定していないケースもあり、毎月安定した収入のある給与所得者に比べて審査が厳しくなる傾向にあります。
プロミスの自営者カードローンは自営業者に特化していて、事業資金の利用が可能な商品です。
フリーキャッシングとは違い、総量規制(貸金業法で定められている、年収の3分の1以上の融資を禁止する決まり)に縛られません。
ローンカード型商品なので急な出費にも対応でき、自営業者にとって利用価値が高い商品だと言えます。
自営業者でもプロミスのフリーキャッシングは利用可能
自営業の方がプロミスを利用する場合、必ず自営者カードローンを利用しなければいけないわけではありません。
実はフリーキャッシングも利用できる場合があります。
どちらを選ぶにせよ、より自分にメリットのある商品を利用したいところです。
まずはプロミスの自営者カードローンと一般のフリーキャッシングではどのような違いがあるか確認してみましょう。
自営者カードローンとフリーキャッシングの違い
自営者カードローンとフリーキャッシングそれぞれの利用条件は以下の通りです。
商品名 | 自営者カードローン | フリーキャッシング |
---|---|---|
最大融資額 | 300万円まで | 500万円まで |
借入利率 | 6.3%~17.8%(実質年率) | 4.5%~17.8%(実質年率) |
返済方法 | ||
申し込み条件 | 年齢20歳以上、65歳以下の自営者の方 | 年齢20歳以上、65歳以下で安定した収入がある方 |
資金使途 | 生計費および事業費に限る | 生計費に限る |
総量規制 | 対象外 | 対象 |
必要書類 | ● 本人確認書類 ● 収入確認書類 ● 事業実態の確認書類 |
● 本人確認書類 ● 収入確認書類 |
担保・保証人 |
自営者カードローンは、プロミスのフリーキャッシングと比較すると以下の違いがあります。
-
<自営者カードローンとフリーキャッシングの違い>
- 融資額は300万円まで
- 借入利率は6.3%~17.8%
- 自営業の方しか申し込み不可能
- 事業費も資金使途として可能
- 総量規制の対象外
- 事業実態を確認できる書類が必要
最大の融資限度額が300万円とフリーローンより低いため、最低金利(実質年率)が高くなっていますが、基本的な融資条件はほぼ同じです。
大きな違いとしては、「自営業でないと申し込めない」「総量規制の対象外」「必要書類に事業実態確認書類が追加される」の3点でしょう。
また、生計費ではなく事業費に資金を利用したい場合は、自営者カードローンの利用が必須になります。
プロミスの自営者カードローン利用条件
自営者カードローンを利用できるのは、自営業者だけで、給与所得者や法人役員などの場合は利用が出来ません。
フリーランスは自営業者としてみとめられるか?
では、「自営業者」とはどのような人のことを指すのでしょうか。
例えば、フリーランスで働いている人は自営者カードローンを利用出来るのか疑問ですよね。
結論から言うと、「雇用契約」を結ばず「請負契約」で収入を得ているなら、フリーランスも自営業者として認められます。
- 雇用契約
- 当事者の一方が相手に対して労働に従事することを約束し、相手方が労働に対して報酬(給与)を与える
- 請負契約
- 当事者の一方が仕事の完成を約束し、相手方がその仕事に対して報酬を支払う約束をする
雇用契約であれば、仕事が途中でも給料日に賃金が支払われますが、請負契約の場合は仕事が終わるまでお金が振り込まれません。
自営者カードローンは、この「請負契約」で収入を得ているフリーランスの方であれば利用が可能です。
自営業者への貸付はプロミスでも総量規制の対象外
一般的なカードローンに設けられている「総量規制」とは、個人の借入総額が年収の3分の1以下に収まるように貸金業法で定められた規制です。
しかし、貸金業法では、自営業に対する貸付はこの総量規制の対象外融資(例外)となっています。
現在の収入に関係なく融資を受けられるため、自営業者にとっては非常にありがたいでしょう。
プロミス自営者カードローンの申し込みには事業実態の確認書類が必要
自営者カードローンの申し込みには、プロミスのフリーキャッシングと同様に「本人確認書類」と「収入確認書類」の提出が必要です。
さらに、追加で「事業実態の説明資料」の提出も求められます。
- 事業実態の説明資料になる書類
● 営業許可証
● 受注書、発注書、納品書
● 請求書、領収書、報酬明細
● その他、上記に類する書類
(発行日が直近一年以内のもの)
フリーキャッシングと比較すると必要な書類が多く面倒に思うかもしれませんが、銀行ローンや政策公庫の事業性ローンなどと比べると、書類が少なく手続きの手間もかかりません。
また、銀行系のローンより審査時間が早く、審査に通ればお金を借入するまでの手続きがスムーズに行なえます。
自営業者がプロミスの自営者カードローンを利用するまでの流れ
プロミスの自営者カードローン利用の流れは、一般のフリーキャッシングとほぼ同様です。
- 申し込み
- 審査
- 契約
ただし、自営者カードローンはインターネットからの申し込みが出来ません。申し込みは以下のいずれかで行ないましょう。
- プロミスコール(電話:0120-24-0365)
- 自動契約機
- お客様サービスプラザ(店頭窓口)
なお、電話で申し込みをした場合でも、契約は自動契約機かお客様サービスプラザで行なう必要があります。
お客様サービスプラザは店舗数が少ないため、近場に自動契約機がある場合は、そちらで申し込みをしておくのがおすすめです。
自営業がプロミスの自営者カードローンの審査を通過するコツ
自営者カードローンの審査は、原則フリーキャッシングと同じポイントに気を付けておけば問題ありません。
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審査で重要なポイント
- 信用情報に傷が無い
- 収入が安定している
- 事業実績が長い
自営者カードローンでも、過去に金融事故を起こしていたり現在他のローンを延滞していたりすると審査に通らなくなります。
また、個人事業主は会社員と違って仕事が取れなければ収入がありません。つまり、安定して仕事を受注できているかは非常に重要です。
収入確認書類で確定申告を提出した際に「売上」「減価償却費」「その他経費」「専従者給与」「控除前所得」は確実に確認されるでしょう。
十分な返済能力があると認められるだけの安定した収入があるのは大前提として、長期間一定の収入を得ているのも重要です。
これは開業してから何年事業を続けているかである程度判断出来るので、事業実績の長さも審査に関わると考えておいてください。
自営業者は自分に合ったカードローンを
- 自営者カードローンは個人事業主しか借りられない事業資金専用ローン
- 総量規制の対象外のため、年収の3分の1以上の借入が可能
- 必要書類に事業実態を示す資料が必要
プロミスの自営者カードローンはフリーキャッシングとは違って、年収を超えた借入が可能かつ、借入金は事業資金にも利用できます。
お金が急に必要になった時、銀行では即日融資が不可能です。また、一般のカードローンは事業資金に使えません。
そのため、自営業の方は事業資金用途に対応したローンカードを一枚持っておくと便利でしょう。
プロミスの自営者カードローンはフリーキャッシングよりも必要書類が多いため、よりしっかりと事前準備をして審査を受けてくださいね。