転職エージェントはどう選ぶ?4つの選び方とおすすめを紹介

「転職エージェントの選び方が分からない…」
「転職エージェントを選ぶ基準は?」
転職活動のサポートが無料で受けられる転職エージェントですが、選び方が分からないとどの転職エージェントを利用するか迷ってしまいますよね。
転職エージェントを選ぶ基準は大きく分けて4つあります。
- 求人数で選ぶ
- サポート内容で選ぶ
- 専門分野で選ぶ
- 経験・スキルで選ぶ
正しい転職エージェントの選び方をすれば、自分に合った転職エージェントを利用できスムーズな転職が可能です。
今回は上記4つの転職エージェントの詳しい選び方と、転職エージェントの評判・口コミをご紹介します。
自分に合った転職エージェントで確実に転職成功させたい人は必見です。
求人数で選ぶ
求人数で転職エージェントを選ぶ方法があります。
この選び方がおすすの人は以下の通りです。
- 転職先でしたい仕事がまだ明確にない
- 転職したい業界・職種を迷っている
- まずは求人を見てみたい
【求人数での選び方がおすすめな人】
求人数で選ぶメリットと非公開求人についてもご紹介します。
自分の知らなった業界・職種の求人にも触れられる
全体の求人数が多い転職エージェントは幅広い業界・職種の求人を取り扱っています。
幅広い求人を一気に比較・検討が可能なので、今まで興味がなかった業界・職種の魅力や特徴を知る機会にもなるでしょう。
転職の視野が広がり、自分自身の今後のキャリア形成の可能性も広がります。
より自分に合った転職エージェントを選ぶには、まずは自分が転職を考えている業界・職種の求人が多い転職エージェントを利用すると良いでしょう。
非公開求人の多さもチェック
各転職エージェントでは登録すれば閲覧・紹介が可能になる非公開求人を保有しています。
非公開求人は大手企業や優良企業の好条件求人が多いです。
・新規事業開拓など応募背景を公にして求人募集ができない場合
・ピンポイントのスキルや経験がある人材を迅速に確保したい場合
・好条件求人のため応募が集中し、逆に採用に時間がかかる可能性がある場合
代表的な大手転職エージェントの公開求人数と全体に対する非公開求人の割合は以下の通りです。
転職エージェント | 公開求人数 | 非公開求人の割合 |
---|---|---|
リクルートエージェント | 約10万件 | 80%~90% (20万件以上) |
doda | 約10万件 | 非公表 (5万件以上) |
マイナビエージェント | 約2万件 | 80% |
公開求人数のみではなく、各転職エージェントの全体の求人数に対する非公開求人の割合もチェックし、求人の質も見極めましょう。
- 【求人数が多い転職エージェント】
- ・リクルートエージェント
・doda
・マイナビエージェント
・パソナキャリア
・spring転職エージェント
サポート内容で選ぶ
各転職エージェントが力を入れているサポートの内容で選ぶ方法があります。
この選び方がおすすめな人は以下の通りです。
- 転職エージェントのサポートをフル活用したい
- 1人で転職活動を進めるのに不安がある
- 転職活動の進め方が分からない
【サポート内容での選び方がおすすめな人】
サポート内容で効率よく転職エージェントを選ぶ方法をご紹介します。
自分の苦手な部分を洗い出す
自分が苦手な部分の対策をしないまま転職活動を進めてしまうと間違った方法で効率の悪い転職活動を続けてしまいかねません。
転職活動で不安に思っている点・自分の苦手な部分はどんなところか書き出してみましょう。
例)自己分析がちゃんとできているか不安
求人を選ぶのが面倒
書類作成が苦手(文章を書く・考えるのが苦手)
自己PRの方法が分からない
面接が上手くいかない
スケジュール管理が苦手 …など
例以外にもそもそも転職活動は何から始めたらいいか分からないなど根本的な転職活動への不安がある場合やその他の悩みがある場合も書き出しておきましょう。
苦手をサポートしてくれる転職エージェントを選ぶ
各転職エージェントは力を入れているサポートが異なります。
自分の不安や苦手な部分を重点的にサポートしてくれる転職エージェントを選べば転職活動が進めやすいです。
doda | エージェントサービスとスカウトサービスがあり、希望に合わせてどちらも利用できる。 | |
キャリアカーバー | スカウトサービスがメインの転職エージェント。自分で求人検索も可能。 | |
自己PRの方法 |
マイナビエージェント | 正確性の高い適性診断が無料で受けられる。客観的な自己分析ができる。 |
マイナビジョブ20’s | 適性診断が受けられる。自己PR文もアドバイザーが一緒に考えてくれる。 | |
パソナキャリア | 書類の添削はもちろん、ヒアリングの内容から作成した正確性の高い推薦状も必要書類と共に提出してくれる。 | |
DYM就職 | 書類選考なしで選考に進める。 | |
リクルートエージェント | 選考を受ける企業に合わせたアドバイスや模擬面接が充実。 | |
JAIC | 就職支援サービス「就職カレッジ」でビジネスマナーや自己PRの方法、面接対策などが学べる。 | |
WORKPORT (ワークポート) |
応募状況・選考状況などが一括管理できる管理ツール「eコンシェル」が利用できる。 |
転職活動自体の進め方が分からない場合は、どの転職エージェントでも手順を1から教えてもらえるので、まずは自分に合いそうな転職エージェントに申し込み・登録をしましょう。
転職エージェントは2社以上併用し、受けたいサポート別に転職エージェントに相談する内容も分けると、より効率よく転職サポートが受けられます。
専門分野で選ぶ
自分の転職したい専門分野に詳しい転職エージェントで選ぶ方法があります。
専門分野で選ぶ方法がおすすめな人は以下の通りです。
- 転職したい業界・職種が決まっている
- 専門的なアドバイスが欲しい
【専門分野での選び方がおすすめな人】
専門分野に特化した転職エージェントや、社内で専門分野に特化したチームを構成している転職エージェントをご紹介します。
専門分野特化型転職エージェントがある
転職エージェントは幅広い業界・職種の求人を取り扱う総合型転職エージェントと、特定の業界・職種に限定した求人を取り扱う特化型転職エージェントに分類可能です。
それぞれの転職エージェントにはメリット・デメリットがあります。
総合型 | 特化型 | |
---|---|---|
全体の求人数 | ◎ | △ |
専門的な求人 | 〇 | ◎ |
サポート | △ | ◎ |
特化型転職エージェントは総合型転職エージェントと比較すると、全体の求人数は少ないものの、総合型転職エージェントに取り扱いのない専門的な求人が多くなっています。
また、特化型転職エージェントのアドバイザーは専門業界の出身者や特定の専門に精通した転職のプロです。
総合型転職エージェントではできないより専門的な相談ができ、状況・経験・スキルに合わせた的確なアドバイスが貰えるので、より効率的な転職活動が可能です。
・総合型の転職エージェントにはない専門に特化した求人が多い
・より業務内容が細分化された求人票の内容で選びやすい
・専門的なアドバイスが貰える
業界・職種に特化したおすすめの特化型転職エージェントは以下の通りです。
介護業界 | 全国の介護求人に対応。利用満足度は96.7%。非公開求人は高年収が多い。 | |
ITエンジニア デザイナー |
IT/web業界に特化。利用者実績15万人を突破しており、内定率が高い。 | |
法務・管理部門 士業 |
経理・人事・法務・会計士・税理士・弁護士の転職に最適。90%が非公開求人。 |
転職エージェントを選ぶ際は、まず自分の希望する業界の特化型転職エージェントがあるか検索し、1社以上の登録をしておきましょう。
専門分野に精通したアドバイザーがいる総合型転職エージェントもある
総合型転職エージェントの中でも社内でいくつかの専門分野に分かれ、より専門性の高いアドバイスができるような体制を整えている転職エージェントもあります。
専門性の高い総合型転職エージェントと専任アドバイザーがいる業種・職種は以下の通りです。
- 【マイナビエージェント】
- ●ITエンジニア ●営業職 ●MR・メディカル
●メーカー・ものづくり ●販売・サービス
●クリエイティブ職 ●管理部門
●銀行・証券・保険業界 ●不動産・建設業界
- 【spring転職エージェント】
- ●営業・マーケティング ●経営層・経理・財務・法務
●ITエンジニア・クリエイティブ ●人事・総務
●EMCエンジニア・建設不動産 ●バイオ・製薬・科学・医療
総合型転職エージェントの特徴である求人数の多さと、特化型転職エージェントの特徴である専門性の高いサポート、どちらのメリットも同時に利用できます。
自分の希望する専門分野がある人は登録して損はないでしょう。
経験・スキルで選ぶ
自分の経験やスキルに合わせて選ぶ方法があります。
経験やスキルで選ぶ方法がおすすめの人は以下の通りです。
-
【経験・スキルでの選び方がおすすめな人】
- 経験・スキルに自信がないので自分に向いている仕事が分からない
- 経験・スキルを積んでおり、スキルアップ・高収入の転職をしたい
経験・スキルに合わせた選び方のメリットとおすすめの転職エージェントをご紹介します。
経験・スキルに自信がない人向けの転職エージェントがある
フリーター・ニート・既卒・第二新卒など経験やスキルに自信がない若年層に特化した転職エージェントがあります。
若年層向け転職エージェントは社会人として1から再スタートを切るためのサポートが豊富です。
-
【若年層向け転職エージェントの特徴】
- 未経験歓迎求人・第二新卒歓迎求人が多い
- 書類作成や面接対策などのサポートが手厚い
- これからのキャリアプランも一緒に考えてくれる
書類選考なしで面接に進めたり、ビジネスマナー講習が無料で受講できる転職エージェントもあります。
人柄や熱意・仕事への適性で転職先を紹介してくれるので、経験やスキルに自信がなくても長く勤められる企業への転職できる可能性が高いでしょう。
- 【おすすめの若年層向け転職エージェント】
- ・DYM就職
・JAIC
・第二新卒エージェントneo
・マイナビジョブ20’s
ハイクラス向けの転職エージェントがある
経験やスキルを積んでおり、より高年収や好待遇の企業へ転職したい人向けの転職エージェントもあります。
ハイクラス向けの転職エージェントはマネージャー・管理職クラスのエグゼクティブ求人やキャリアアップ・年収アップの求人のみを取り扱うケースが多いです。
相談不要でスカウトを待つだけの転職エージェントもあるので、中長期的に転職を考える人にもおすすめです。
- 【おすすめのハイクラス向け転職エージェント】
- ・ビズリーチ
・キャリアカーバー
・JACリクルートメント
自分に合った転職エージェントを選んで転職成功
自分が欲しいサポートや求人がない転職エージェントを利用すると、思うように転職活動は勧められません。
転職エージェントに登録する前に口コミや評判をリサーチし、各転職エージェントの特徴や強みを的確に把握するのが転職成功への近道です。
転職エージェントの特徴や強みを有効活用できるよう、自分に合う転職エージェントを確実に選んで転職成功を実現させましょう。