プロミスで不動産担保ローンは利用不可。他におすすめの金融機関は?

「プロミスでは不動産担保ローンを借入出来る?」
「不動産をローンの担保にするとどんなメリット・デメリットがある?」
このような疑問を持つ方は一定数いるのではないでしょうか。
結論から言うと、2020年12月現在、プロミスは不動産担保ローンを提供していません。
不動産担保ローンを利用したい場合は、プロミス以外の金融機関を検討しましょう。
今回は不動産担保ローンのメリット・デメリットや、不動産担保ローンを取り扱う金融機関について解説します。
不動産を担保にしてお金を借りたいと考えている方は、この記事を参考にしてみてください。
目次
プロミスは不動産担保ローンを提供していない
プロミスで提供している商品は「フリーキャッシング」「貸金業法に基づくおまとめローン」「自営者カードローン」「目的ローン」などの無担保融資のみとなっています。
不動産があってもそれを担保にした借入はプロミスでは出来ないので注意が必要です。
- フリーキャッシング
- 資金使途が自由なキャッシング。生活費、旅行、買い物何にでも利用が可能。初めてプロミスを利用する方の多くに選ばれています。
- おまとめローン
- 複数の貸金業者で借入している人向けの返済を一本化する商品。借り換えローンとも言われ、資金使途は借入返済のみです。
- 自営者カードローン
- 自営業者・個人事業主が事業資金として借入するローンです。フリーキャッシングでは利用できない事業資金にも利用が出来ます。
- 目的ローン
- 「結婚資金」や「教育資金」など目的が定まっている場合に利用出来ます。フリーキャッシングよりも金利が低く、比較的少ない利息で借入出来るのがメリット。
プロミス以外で不動産担保ローンを利用できる所は?
大手消費者金融の中ではアイフルだけ
かつては多くの消費者金融が不動産担保ローンの取り扱いを行なっていました。
しかし現在は不動産の価格変動が激しく、事務手続きも煩雑になるため不動産担保ローンを取扱う大手消費者金融はアイフルのみとなっています。
その他、中小消費者金融や街金では不動産担保ローンを取り扱いしている場合があるようです。
プロミスや他社の銀行系カードローンでは不動産担保ローンの取り扱いはありませんので、注意しておいてください。
プロミスは不動産担保も保証人も不要
プロミスの借入は、不動産担保も保証人も不要なローンです。
つまり、自分の資産を没収される可能性は基本的になく、家族や友人に連帯保証人を頼む必要もありません。
利用者側が上手く立ち回れば、誰にもバレずに借入するのも可能です。
一定の収入と返済能力が認められれば借入が可能なので、所有している不動産の価値に不安がある方も利用できます。
プロミス以外で不動産担保ローンを借りるには
銀行で不動産担保ローンを借りる場合
不動産担保ローンを借りられる代表的な銀行を紹介します。
借入期間や融資の対象となる不動産(土地や住宅)、発生する事務手数料などにも違いがあるので、詳しくは各銀行のホームページ等で確認してください。
ノンバンクのローン会社でも不動産担保ローンを受け付けている場合がありますが、銀行よりも比較的手続きが早い代わりに金利が高くなってしまいます。
金融機関名 | 金利 | 借入限度額 |
---|---|---|
楽天銀行 | 2.91%~9.51% (5年見直し) |
100万円~1億円 |
住信SBI銀行 | 2.91%~9.51% (5年見直し) |
300万円~1億円 |
東京スター銀行 | 0.85%~8.35% (変動金利) 1.20%~8.75% (固定金利) |
100万円~1億円 |
オリックス銀行 | 3.3% (3年固定特約型) 3.5% (5年固定特約型) 3.675% (変動金利) |
1,000万円~2億円 |
関西みらい銀行 | 2.9%~3.9% (変動金利) 4.9%~9.8% (固定金利) |
100万円~5,000万円 |
西日本シティ銀行 | 3.525% (変動金利) 3.25%~4.95% (固定金利特約) |
50万円~1億円 |
労働金庫で不動産担保ローンを借りる場合
労働金庫で不動産担保ローンを借りる場合は、団体会員か否かで事務手数料が変動します。
銀行での借入よりも金利が低めになっているので、こちらも検討してみてはいかがでしょうか。
今回は例として「中央労働金庫」を参考にしてみましょう。
【中央労働金庫の不動産担保ローン概要】
金利 | 1.25%~3.10% (全期間固定金利型) 0.575%~2.475% (変動金利型) |
---|---|
借入限度額 | 最高1億円 ※原則30万円以上、1万円単位 |
借入期間 | 最長35年 |
対象不動産 | 土地や住宅 |
事務手数料 | 団体会員・生協会員及び同一生計家族:11,000円(税込) 上記以外:33,000円(税込) |
不動産担保ローンを利用するメリット
不動産を担保にしたローンを組む場合、以下のようなメリットが存在します。
- 無担保ローンよりも低金利で借りられる
- 借入可能額が大きくなりやすい
- 信用情報が多少悪くても借りられる
- 長期間での借入が可能
低金利で借りられる
一般のフリーキャッシングよりも不動産担保ローンの方が比較的金利を低く借入出来ます。
なぜなら、金利とは信用不安のリスクを補うためのシステムで、不動産を担保にするとそのリスクが軽減されるからです。
逆に、不動産を担保に取っておきながら高金利で貸付ける業者はおすすめできません。
不動産を担保にするのであれば、金利面を優遇してくれる金融業者を利用するようにしましょう。
借入可能額が高くなりやすい
不動産の価値にも比例しますが、無担保キャッシングよりは比較的大口の融資を受けられます。
例えば、不動産を担保にした銀行借入であれば数千万~億単位での借入も可能です。
価値のある不動産を所有していて、大口融資を借りたい人は不動産担保ローンを検討してみても良いでしょう。
信用情報が多少悪くても借りられる
不動産担保ローンの場合は、不動産を担保にしている分回収リスクが減るため、個人の信用情報や返済能力が多少悪くても借入出来ます。
借入が多い場合や信用不安がある人は、不動産担保ローンの利用を検討してみても良いでしょう。
長期での借入も可能
まとまった資金を借入しても、返済回数が少ないと返済負担が大きく、返済が窮する可能性があります。
不動産を担保にする場合、一般のフリーキャッシングやカードローンに比べ長期間での借入が可能です。
耐用年数内は借入出来るなど、金融機関によって担保価値の判断は変わってきますので、借入の際にどの程度借入期間を設けられるかきちんと聞いておくようにしましょう。
不動産担保ローンを利用するデメリット
逆に、不動産担保ローンを利用する際には以下のデメリットにも注意しておきましょう。
- フリーキャッシングより審査時間がかかる
- 返済が滞ったら担保不動産を没収される
- 手数料などの諸費用がかかる
フリーキャッシングより審査時間がかかる
一般のフリーキャッシングと比べ、不動産の価値を判断するために審査に時間がかかります。
プロミスのフリーキャッシングが審査最短30分で即日融資も可能なのに対して不動産担保ローンは、最低でも審査結果が出るまで1週間程度かかるのが一般的です。
不動産担保ローンを利用する場合は、融資までの時間に余裕を持っておくようにしましょう。
即日融資を希望している人はプロミスのフリーキャッシングなど大手消費者金融金融の利用を検討してみて下さい。
返済が滞ったら担保不動産を没収される
返済が出来なくなった場合は担保にしている不動産が没収されます。
没収された不動産は競売(オークション)に強制的にかけられ、落札代金から貸付けている金額と延滞損害金を含めた利息を回収される仕組みです。
たとえ自宅を担保にしていても返済できなければ没収されてしまうため、しっかり計画を立てて借入するようにしましょう。
手数料などの諸費用がかかる
一般のフリーキャッシングでは原則、借入前に必要な費用などはありません。
しかし、不動産担保ローンでは抵当権の設定費用などは借入側の負担となるケースが多いです。
不動産担保ローンの利用で必要になる可能性がある費用
- 不動産登記費用
- 事務手数料
- 不動産調査費用
- 印紙代
どの程度諸費用が必要になるのかは事前に把握しておくと良いでしょう。
不動産担保ローンのリスクを理解して適切な金融機関を選ぼう!
- 現在、プロミスでは不動産担保ローンを取り扱っていない
- 不動産担保ローンを利用するメリットは大口融資や長期借入が可能な点
- 不動産担保ローンの返済が滞ると担保にした不動産が没収される
プロミスでは不動産担保ローンの取り扱いがないため、不動産を担保にしてローンを組みたい人は他社の利用を検討しましょう。
不動産担保ローンは多額の借入が出来たり、多少の信用不安があっても借りられたりとメリットも大きいですが、返済が滞れば不動産を没収されるリスクがあるのは理解しておきましょう。
また、資産価値を判断する不動産担保ローンの審査には時間がかかります。
今すぐお金を借りたいという人は、即日融資可能なプロミスのフリーキャッシングの利用を検討してみてください。