アコムおまとめローンの申込・審査・在籍確認!他社解約しないと契約違反?

「毎月の返済金額が大きすぎる」「金利が高くて完済できる自信がない」「合計でいくらの借入があるのか把握できていない」
借入先が何社もあると、上記のような状態になりがちです。
そんなときはアコムのおまとめローンで借入を一本化すると、借入総額や完済日が明確になるだけでなく金利が下がる可能性も。
本記事ではアコムのおまとめローンの特徴や、申込から返済までの流れを解説。
おまとめローンを活用して「毎月の返済額を減らしたい・金利を下げたい」方必見です!
目次
アコムおまとめローンとは?
アコムのおまとめローンは「借換え専用ローン」であり、複数の会社からの借入を一つにまとめる金融商品です。
1万円~300万円 | |
7.7%~18.0% | |
20.0% | |
20歳以上の安定した収入と返済能力を有する方で、当社基準を満たす方 | |
元利均等返済方式 | |
借入日から最長13年7カ月 | |
2回~162回 | |
貸金業者債務の借換え ※銀行からの借入、銀行カードローン、クレジットカードのショッピング枠は対象外 |
|
不要 |
参考元:アコム(公式サイト)「貸し付け条件」 「よくあるご質問」
アコムおまとめローンのメリット
- 毎月の返済金額や金利負担を減らせる
- 返済日が月1回になる
- 借入総額や完済日が明確になり、返済意欲が高まる
- 年収の3分の1を超える借入もまとめられる可能性がある
- 借入金額が大きいと金利が下がりやすい
毎月の返済金額や金利負担を減らせる
借入金額にもよりますが、アコムのおまとめローンを利用すると毎月の返済金額や金利負担を減らせる可能性があります。
たとえば、以下の条件でA社30万円・B社40万円・C社50万円、合計120万円の借入がある場合毎月の返済金額は合計で3万6000円ですが、この120万円をアコムのおまとめローンで借換えた場合、毎月の返済金額は2万4000円となります。
16.0% | 30万円 | 9000円 | |
17.0% | 40万円 | 1万2000円 | |
18.0% | 50万円 | 1万5000円 | |
– | 120万円 | 3万6000円 | |
※返済期間を「借入日から最長6年8カ月」とした場合 |
15.0% | 120万円 | 2万4000円 ↓-1万2000円 |
金利については、利息制限法により「100万円以上の貸付では15.0%が上限金利」と定められています。
おまとめ後は、毎月の返済金額が1万2000円減る計算ですね。
返済日が月1回になる
借入先を一つにまとめれば、毎月複数回あった返済日が月1回になります。
借入先が複数あると、月に何回も返済日があるため返済手続きが面倒です。
口座振替を利用していれば自動引き落としになるためさほど問題はないのですが、振込などの返済方法だとうっかり返済を忘れる場合も。
借入をまとめて返済日が月1回になれば、返済日の管理が楽になり、延滞リスクも減らせます。
借入総額や完済日が明確になり、返済意欲が高まる
複数の会社から借入があると、「自分が合計いくら借りているのか」が曖昧になりがちです。
おまとめローンで1社にまとめれば、借入総額や完済日が明確になります。
「毎月この金額を返済すれば、あと何年で完済できる」とわかれば返済意欲も自然と高まるため、本気で完済を目指す人にはオススメです。
年収の3分の1を超える借入もまとめられる可能性がある
アコムでは貸金業法の総量規制が適用されるため、基本的に「年収の3分の1」を超える借入はできません。
しかし、アコムのおまとめローンは総量規制の例外貸付「顧客に一方的有利となる借換え」に該当します。
総量規制の対象外となるため、借入金額の合計が年収の3分の1を超えていても、返済能力があると認められれば、アコムのおまとめローンで一つにまとめることは可能です。
借入金額が大きいと金利が下がりやすい
一般的に借入金額が大きいほど金利は低くなりますが、複数の借入を一つにまとめればその分金利を低く抑えられるケースも。
また1社で100万円以上の借入をすると、利息制限法により上限金利が15.0%に引き下げられます。
アコムをはじめとする消費者金融ではじめてカードローンを契約した場合、上限金利17.0%~18.0%の適用がほとんど。
おまとめローンで1社にまとめれば、金利を下げられる可能性が高くなります。
逆に1社にまとめても100万円未満だと、おまとめローンを使っても思ったより金利が下がらない場合があるため申し込む前に確認しましょう。
アコムのおまとめローンのデメリット
アコムのおまとめローンは便利な反面、以下のようなデメリットもあります。申込の前に目を通しておきましょう。
- 毎月の返済額が少ないと、総支払額が増えることも
- 他社のおまとめローンより金利がやや高い
- 銀行からの借入はおまとめの対象外
- 追加借入ができない
毎月の返済額が少ないと、総支払額が増えることも
おまとめローンを利用して借入を一本化しても、返済計画によっては完済までの期間が延びたり、総支払額が増えたりすることがあります。
これはアコムに限らず、おまとめローンを利用すると月々の最低返済金額が少なくなるケースが多いでしょう。
しかし毎月の返済金額が少ないと返済期間が長くなり、利息がかさみ、総支払額は増加するため注意が必要です。
他社のおまとめローンより金利がやや高い
アコムのおまとめローンは、他社のおまとめローンより金利がやや高めに設定されています。
アイフルやプロミスと比較すると、以下のようにアコムの上限金利は0.2%~0.5%高いです。
金利(実質年率) | 限度額 | 返済方式 | |
---|---|---|---|
アコム (借換え専用ローン) |
7.7%~18.0% | 1万円~300万円 | 元利均等 |
アイフル (おまとめMAX・かりかえMAX) |
3.0%~17.5% | 1万円~800万円 | 元利定額 |
プロミス (おまとめローン) |
6.3%~17.8% | ~300万円 | 元利定額 |
実際に適用される金利は、おまとめする金額にもよるため一概には言えませんが、念のため他社のおまとめローンを候補に入れてみてもいいでしょう。
銀行からの借入はおまとめの対象外
アコムのおまとめローンが使えるのは「貸金業者(みなし貸金業者)からの借入」のみです。
アコムやプロミスなどの「消費者金融カードローン」や、「クレジットカードのキャッシング」はおまとめの対象になります。
しかし「銀行からの借入」「銀行カードローン」「クレジットカードのショッピングリボ」などは対象外となるため注意してください。
▼アコムのおまとめローンで対象となる借入
- 消費者金融カードローン
- クレジットカードのキャッシング
▼アコムのおまとめローンで対象外となる借入
- 銀行からの借入
- 銀行カードローン
- クレジットカードのショッピングリボ
一方、銀行のおまとめローンでは、「銀行カードローン」「消費者金融カードローン」「クレジットカードのキャシング」を一本化できます。
消費者金融だけでなく銀行のカードローンもまとめたい方は、銀行のおまとめローンを検討してみるといいでしょう。
銀行によっては、さらに「クレジットカードのショッピングリボ」も一本化できる場合があります。
追加借入ができない
アコムのおまとめローンは返済専用です。
通常のカードローンは自由に借入・返済を繰り返せますが、おまとめローンの場合、規約により「返済のみ」と決まっているため、新たな借入はできません。
おまとめローンでは新たな借入を制限することで、返済をスムーズに進め、返済困難な状況にならないようにしています。
アコム おまとめローンの申込方法
ここからは、アコムのおまとめローンの申込から返済までを解説していきます。
アコムのおまとめローンの申込方法は以下の通りです。
- フリーコール(0120-07-1000)に電話をする
- 必要書類をもって、アコムの店頭窓口かむじんくんへ行く
- その場で審査結果がでる
- 契約
- 融資(他社の精算)
融資(他社の精算)は原則、アコムが契約者の名前で他社に振り込みます。契約者自身で他社へ振り込む必要はありません。
必要書類
アコムのおまとめローンを申し込む際は、「本人確認書類」が必要です。
そのほか、借入希望額が50万円を超える場合や、他の賃貸業者からの借入とあわせて100万円を超える場合、すでに提出済みの収入証明書が3年以上経過している場合は、「収入証明書」の提出が必要になります。
アコムで認められている本人確認書類と収入証明書は以下の通りです。
▼本人確認書類(以下から1点)
- 運転免許証
- 保険証
- パスポート
- マイナンバーカード
基本的に運転免許証のみの提出でかまいませんが、持っていない場合は健康保険証などを提出しましょう。
また、記載されている住所が現住所と異なる、または現住所の記載がない場合は、公共料金の領収書もしくは住民票の写しが必要です。
▼収入証明書(以下から1点)
- 源泉徴収票
- 市民税・県民税額決定通知書
- 所得証明書
- 確定申告書・青色申告書・収支内訳書
- 給与明細書
※証明書は直近のものを提出
本人確認書類と収入証明書は、店頭窓口・むじんくんで提出できます。
スマホアプリやWebでのアップロード、FAX、郵送も利用できますが、スマホアプリ以外の提出では本人確認書類が2点必要になります。
なお、返済方法として口座振替(自動引き落とし)を希望する方は、以下を持参してください。
▼口座振替(自動引き落とし)の登録に必要なもの
- 引き落とし口座がわかるもの(通帳など)
- 口座の届出印
参考元:アコム(公式サイト)「お申し込みに必要な書類」 / 「収入証明書のご提出について」
審査は厳しい場合もある
おまとめローンは通常のカードローンより審査が厳しい傾向にあります。
どのローンも、借入金額が大きければ、それだけ審査は厳しくなります。おまとめローンは通常のカードローンより借入金額が大きくなりがちなため、審査難易度が高いと感じる方も多いかもしれません。
また、おまとめローンを利用するときは、すでに複数の会社から借入がある状態です。まったく借入のない状態と比べると審査に通りにくい場合も多いでしょう。
おまとめローンそのものの審査が厳しいというより、「おまとめローンの性質上、結果的に審査が厳しくなる傾向にある」といったところです。
在籍確認はある
原則として、おまとめローンの契約時には勤務先への在籍確認があります。
在籍確認では通常のカードローンと同様、審査担当者が会社名を名乗ることはありません。アコムでの借入を会社の人に知られる心配はほぼないでしょう。
返済方法
アコムのおまとめローンを契約後、毎月の返済にはアコムATMや提携ATM、口座振替が利用できます。
アコムATMか口座振替を選べば返済時の手数料が無料なので、このどちらかを選ぶといいでしょう。
アコムのおまとめローンで審査落ちしやすい人の特徴
アコムのおまとめローンでは、通常のカードローンと同様、年収などの属性や信用情報をもとに審査を行います。
おまとめローンの審査に落ちやすい人には以下の傾向があるため、念のため申込前に確認してみてください。
▼おまとめローンで審査に落ちやすい人の特徴
- 収入が不安定
- 借入希望額が多すぎる
- 個人信用情報に傷がある
収入が不安定
通常のカードローンと同様、おまとめローンでも安定した収入があるかは審査の上で重要なポイントです。
主に確認されるのは以下の項目です。
- 年収
- 職業
- 雇用形態
- 勤続年数
これらを確認して、収入が不安定と見なされれば審査に落ちることもあります。
借入希望額が多すぎる
アコムのおまとめローンは総量規制の例外貸付に該当するため、借入希望金額が年収の3分の1を超えていても審査に通る可能性があります。
しかし「借入希望金額が年収に対して多すぎる」と判断されれば、審査に落ちたり、借入希望金額より減額されての契約になったりすることもあります。
おまとめローンの場合、一般的には年収の2分の1を超えない範囲で希望するのがオススメです。
個人信用情報に傷がある
ローンやクレジットカードの申込・利用履歴は個人信用情報機関で管理されています。
長期延滞や債務整理などの事故情報は、最低でも5年間は個人信用情報に残ります。
個人信用情報は共有されているため、他社の事故情報が残っていれば、アコムでも「返済に問題のある人」と見なされ審査に通りません。
アコムのおまとめローンで他社借入を清算したら、他社解約しないと契約違反になるのか
アコムの規約では、「おまとめローンを利用する際、他社解約が必要であるか」について記載がありません。
そのため、アコムでおまとめ後に他社解約をしなくても、契約違反にはならない可能性があります。
ただ、本気で完済を目指すのであれば、やはり他社解約をして返済に専念するのが無難です。
参考元:アコム(公式サイト)借換え専用ローン契約条項(ON)
アコムのおまとめローンを使って本気で完済を目指そう
アコムのおまとめローンで複数の借入を1社にまとめると、「毎月の返済金額が減る」「金利が下がる」「借入総額や完済日が明確になる」といったメリットがあります。
おまとめローンでは通常のカードローンと違い、追加の借入ができません。返済に集中できるため、本気で完済を目指す方にはオススメです。
アコムなどの消費者金融系のおまとめローンでは、「消費者金融カードローン」「クレジットカードのキャッシング」はおまとめの対象となりますが、「銀行からの借入」「銀行カードローン」「クレジットカードのショッピングリボ」などは対象外です。
消費者金融カードローンだけでなく銀行カードローンもまとめたい方は、銀行系のおまとめローンを検討してみるといいでしょう。