ダイナースカードの法人カードのポイントサービスを徹底解説

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ダイナースクラブの法人カード「ダイナースクラブビジネスカード」のポイントプログラムは、一般カードのダイナースカードと共通のポイントサービスです。

法人カードでポイントサービスを利用してポイントの還元を受けることは経費の節約につながります。

今回はダイナースクラブのポイントサービスについて徹底的に解説しましょう。

ダイナースカードのポイントサービスは「ダイナースリワードポイント」

ダイナースカードは個人カード、法人カードにかかわらず「ダイナースリワードポイント」というポイントサービスが提供されてます。

リワードポイントは100円の買い物で1ポイント貯まり、ポイント還元率は0.3%~1.0%で他社のポイントプログラムと比較するとやや標準を下回る還元率となっています。ただし、ポイントの有効期限は無期限です。

ダイナースカードのポイントプログラムは2012年まで「クラブポイントプレゼント」というサービス名でした。
このときのポイントは10,000円で1ポイントという付与率だったので、10,000円未満の利用にはポイントが付かないという効率の悪いプログラムでした。

それと比べると現在のポイントプログラムは改善され、ポイントを貯める効率も良くなっています。

それではダイナースリワードポイントの貯め方や使い方についてご紹介しましょう。

ダイナースクラブポイントモールで貯める

リワードポイントは100円で1ポイント貯まりますが基本的な還元率は0.3%なので、普通に経費決済をしていてもポイントは貯まりますが、効率よくポイントを交換することはできません。

しかし、カード会員専用のショッピングモール「ダイナースクラブポイントモール」を利用すると、ポイント還元率を高くすることができます。
ポイントモールでは家電・パソコン、ギフト、総合通販、旅行などのカテゴリーもあり、ビジネス用途でも十分に活用することができます。

例えば富士通を利用すると5,000円に付き100ポイントの付与、または2.0%のキャッシュバックを選択できます。
10万円のパソコンを購入すると2,000ポイントまたは2,000円のキャッシュバックとなるので、経費の節約に直接つながります。

法人カードのポイント活用方法としてはキャッシュバックで、直接経費を節約する方法が最もおすすめです。これで還元率は2.0%となるので他社のポイントプログラムと比べても高い還元率となります。

貯まったポイントをマイルに移行

一般的な法人カードの中には貯まったポイントをマイルに移行できない法人カードもあります。
それどころか、ポイントプログラムさえもないという法人カードもある中で、複数の航空会社のマイルに移行できるダイナースカードの法人カードはメリットがあります。

リワードポイントをマイルに移行できる航空会社は以下のとおりです。

  • ANA
  • デルタ航空
  • アリタリア・イタリア航空
  • 大韓航空
  • ユナイテッド航空

マイルをポイントに移行できるサービスは「グローバルマイレージ」という名称ですが、グローバルマイレージに参加するためには年間税込6,600円の参加費が必要となります。

ANAの場合は年間80,000マイルまでの移行という制限がありますが、他の航空会社には移行制限はありません。

マイルへの移行率は1,000ポイントで1,000マイルの等価交換なので、ポイント還元率は1.0%になります。100円1マイルの換算率は、ANAカードに匹敵するほどの換算率となります。

年間150万円の経費決済があれば1万5千マイルが貯まることになり、往復の無料航空チケットに交換することができます。航空機での出張が多い企業にとっては交通費の節約に直接つながります。

さらにそれほど航空機での出張が多くない企業でも、ポイントの有効期限がないのでポイントとして貯めておけば、必要なときにマイルに移行して無料航空券に交換することも可能です。

リワードポイントの使いみち

最後にリワードポイントで交換できるものを、還元率とともにまとめてみましょう。

商品交換 0.2%程度
商品券交換 0.4%程度
(JCBギフトカードやAmazonギフト券など)
利用代金への充当 0.3%
旅行代金への充当 0.4%
マイル移行 1.0%(1マイル2円の価値とすると2.0%)

企業や個人事業主にメリットがあるポイントの交換方法としては、やはりマイルへの移行が最も効率的です。

また、ポイントを貯めて商品券などに交換するよりは、ポイントモールを利用してキャッシュバックを受けるほうが効率は高くなります。

自社の経費の比率などを考慮して適切なポイント交換を選びましょう。

まとめ

ダイナースカードの法人カードでは、基本ポイント還元率は標準以下ですが使い方によって十分に経費の節約に役立ちます。

特にマイルへの移行率が高いので、国内外の出張が多い企業にはメリットがある法人カードです。

まだ、法人カードを利用していない企業や個人事業主はダイナースカードの法人カードも選択肢のひとつとして考えてみましょう。

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