JCB法人ゴールドカードの付帯保険を徹底解説

JCBでは中小企業の法人と個人事業主向けに2つの法人ゴールドカードを発行しています。
JCB法人ゴールドカードとJCBビジネスプラス法人ゴールドカードがその2つですが、これらのゴールドカードの違いはポイントサービスだけとなっています。
今回はこの2つのカードに共通した海外旅行傷害保険や国内旅行傷害保険といった保険の補償内容を詳しくご紹介しましょう。
目次
JCB法人ゴールドカード付帯の海外旅行傷害保険
JCB法人ゴールドカードの海外旅行傷害保険の補償内容は以下のとおりです。
- 死亡後遺障害1億円
- 傷害・疾病治療費用300万円
- 賠償責任1億円
- 携行品損害50万円
- 救援者費用400万円
基本的に上記の補償は自動付帯となっていますが、死亡後遺障害だけは自動付帯5,000万円、利用付帯1億円の補償金額となります。
利用付帯は交通費などをカード決済する必要がありますが、法人カードは交通費などの経費を決済することが前提なので問題ありません。
海外では日本よりも医療費の高い地域が多いので、法人ゴールドカードの治療費用300万円は十分な補償金額です。
JCB法人ゴールドカードの国内旅行傷害保険
JCB法人ゴールドカードには国内旅行傷害保険も付帯されています。
補償内容は以下のとおりです。
- 死亡後遺障害5,000万円
- 入院日額5,000円
- 通院日額2,000円
- 手術費用最高20万円
入通院や手術費用は8日以上の治療が対象となります。
これは8日以上治療が続いている場合、1日目からの入院費用や手術費用が支払われるという意味になります。
国内旅行傷害保険の対象となるのは、国内旅行で交通機関に搭乗中、あるいは宿泊施設に宿泊中、募集型企画旅行に参加中の事故によって傷害を負った場合です。
自動付帯なのでカード決済の必要はありません。
JCB法人ゴールドカードのショッピングカード保険
法人ゴールドカードで決済して購入した商品は、ショッピングガード保険によって一定期間盗難や破損による損害が補償されます。
具体的な補償内容は以下のとおりです。
- 年間補償金額500万円
- 自己負担3,000円
- 購入日から90日間補償
保険を申請する場合はカード伝票に控えが必要となるので必ず保管しておきましょう。
なお、クレジットカードで購入した商品を経費として落とす場合は領収書が必要になります。販売店によってはカード決済で領収書は発行しないことがあります。
そのためショッピング保険のためだけでなく、領収書の代わりとなるカード伝票に控えは保管しておきましょう。
ショッピングガード保険は国内・海外に関係なく補償の対象となるので、高額な商品ほど万一の場合には経費の節約につながります。
JCB法人ゴールドカードの航空機遅延保険
クラシックカードには付帯されていない保険として、航空機遅延保険があります。
国内外で適用されるこの保険は、海外はもちろん国内出張が多い企業にもメリットがある保険です。
航空機遅延保険の補償内容
- 乗継遅延費用保険金(客室料・食事代):2万円限度
- 遅延した航空便の実際の到着時刻から4時間以内に代替便を利用できなかった場合
- 出航遅延費用等保険金(食事代):2万円限度
- 出航予定時刻から4時間以内に代替便を利用できなかった場合
- 寄託手荷物遅延費用保険金(衣料購入費等):2万円限度
- 到着後6時間以内に手荷物が届かなかった場合で、到着後48時間以内に購入した場合
- 寄託手荷物紛失費用保険金(衣料購入費等):4万円限度
- 到着後48時間以内に手荷物が届かなかった場合
上記の補償内容で注意が必要なのは、通常の出航遅延では宿泊料が補償されていない点です。宿泊料が補償の対象となるのは乗継便が遅延したときだけで、通常の航空便が遅延した場合は食事代だけが補償されます。
衣料購入費や食事代は2万円~4万円が補償されますが、これは実費の補償となるので注意しましょう。
さらに常識の範囲内での実費となるので、高級ブティックでの買い物や高級レストランでの食事代は認められないこともあるので注意が必要です。
しかし、それでも出張中の急な出費が補償されるので、法人にとっては経費の節約に結びつくサービスです。
まとめ
JCB法人ゴールドカードとJCBビジネスプラスゴールドカードのどちらにも、今回ご紹介した保険が付帯されています。2つのゴールドカードの違いはポイントプログラムの違いだけなので、補償内容についても共通しています。
法人カードのメリットは経費をカード決済することで、経費の管理が楽になるというのが大きなメリットです。
しかし法人ゴールドカードでは、付帯サービスが充実していることで万一の場合でも経費の負担を軽減するのに役立ちます。
特にJCBカードは国内では銀行カードとしてのステータスが高いので、そのステータスを活かすためにも法人ゴールドカードをおすすめします。