JALカードの保持者のみが入会できるツアープレミアムの魅力は

JALカードを保有している人が年会費を払って参加するプログラムにツアープレミアムがあります。
年会費2,160円が必要になりますが、これを支払うメリットはあるのでしょうか。
どんなひとがどれだけ使うのであればメリットがあるのか紹介します。
フライトで加算されるマイルが100%に
航空券によって加算率の違いがある
マイルを貯めていくときに、フライトした距離がそのまま加算されるわけではなく、利用している航空券の種別によって加算率が決められており、この割合によって加算されるマイルが決まります。
例えば、東京から那覇(沖縄)までは、飛行距離で見ると984マイルですが、先得割引の航空券は加算率が75%に設定されているので、実際に貯まるマイルは738マイルになります。航空券の価格が高くなればなるほど加算率は高くなる傾向があります。割引航空券を利用したときの加算率を100%にしてくれるのがツアーマイルプレミアムです。
どんな種類の航空券が加算率100%になるのか
JALカード ツアープレミアムでは、全ての航空券ではなく、加算率を100%にする割引運賃が決まっています。まとめると以下の表のようになります。
国内線対象の割引運賃 | パッケージツアーに適用される個人包括旅行割引運賃 | 50% |
---|---|---|
「先得割引」、「スーパー先得」、「ウルトラ先得」、「乗継割引28」 | 75% | |
国際線対象の割引運賃 | エコノミークラス (予約クラスL・S・E・N・O・G・R) |
50% |
エコノミークラス (予約クラスH・K・M) |
70% | |
ビジネスクラス (予約クラスI) |
70% |
ツアーカードプレミアムには年会費が必要
JALカード ツアープレミアムに参加するためには年会費が必要になります。年会費は2,160円で、全てのカードが共通です。このため、ツアープレミアムに参加するのかどうかは、この年会費の元を取ることができるのかできないのかによって変わってきます。
ツアーカードプレミアムに申し込みができないカードもある
年会費が無料であっても申し込みをすることができないJALカードがあります。TOKYU CARD ClubQ JMBカードやイオンJMBカードがその代表例であり、発行元がJALではなく提携会社になっているカードでは申し込みをすることができません。また、法人カードの会員も登録をすることができません。
家族カードは別途年会費が必要に
JALカードの家族カードを持っている場合には、ショッピングマイルプレミアムとは異なり、JALカード ツアープレミアムでは、カードごとに年会費を支払う必要があります。
逆に言えば、ツアープレミアムに入ってメリットのあるカードだけ入会して、他のカードは入会しないという選択肢が可能になります。
年会費を払ってまで入る価値のある人は
攻防ラインは2,000マイル乗るか乗らないか
JALカード ツアープレミアムに参加するかどうかですが、ポイントになるのが年会費の2,160円という金額です。この金額を超えるようなマイル数を稼ぐ人であればツアープレミアムに参加した方が良いことになります。
JALマイルは最低1マイル=1円にすることができるので、その価値を最低ランクとすれば年間2,160マイル稼ぐ人は参加する価値があります。一般的な割引運賃は75%の加算率が多いので残りの25%で2,160マイルを補うと考えると年間8,000マイル程度以上乗る人であれば余裕を持って元を取ることができます。実際にはマイルの価値が1.5円から2円程度なので5,000マイル(羽田-沖縄でおよそ2.5往復)するような人であれば、入会する価値があります。
国際線だとハワイ路線が片道3,831マイルなので、ハワイを年に1回往復するぐらいの飛行機利用者であればツアープレミアムに参加する価値があります。
陸マイラーに意味はあるか
JALカードツアープレミアムは、陸マイラーにとってほとんど価値はありません。飛行機に乗ることを前提にしているので、陸マイラーとしてマイルを貯めているのであれば、登録をする必要はないでしょう。
もし登録をするのであれば、必要な時のみ入会をするという方法があります。飛行機に乗るときには入会しておいてボーナスマイルをもらい、乗らない年になったら退会をしてしまうというのも1つの方法です。
まとめ
- JALカード ツアープレミアムに入会すると航空券の種別によって異なるマイルの加算率を全て100%にしてもらうことができるので、割引運賃で乗ってもたくさんのマイルを稼ぐことができる。
- ツアープレミアムに入会するには2,160円の年会費が発生するので、この年会費をカバーするだけのフライト数を稼ぐことができれば、入会する価値がある。
- 飛行機にほとんど乗らずにマイルを貯める陸マイラーにとってはメリットがないので、入会する必要はない。