仮ナンバーは「車検切れなどで公道を走行できない車に、一時的に走行許可を与えるナンバープレート」で、正式名称は「臨時運行許可番号標」といいます。
取得方法や注意点をわかりやすく解説。
車検切れのまま運転は絶対NG
車検が切れたまま放置しているだけでは罰則や罰金といったペナルティは特にありませんが、公道を走ると法律違反となり、罰則を受けるので絶対にやめましょう。
車検場までの移動などでやむを得ず運転が必要な際は、仮ナンバーを取得すれば公道の運転が可能になります。
仮ナンバーの取得方法
仮ナンバーは「車検が切れてしまった際に、車検場まで移動させるため」といった用途の他、プレートが盗難に遭った、未登録者の新規登録・検査のなどでも取得できます。
申請は市町村役場で
出発地、週着地または運行経路に含まれる経由地の市町村役場の窓口で申請が可能です。
申請の際には、750円の手数料がかかるほか、自賠責保険が切れている場合は事前の加入が必須となります。
- 車検証
- 認印
- 運転免許証
- 自賠責保険証の原本
- 手数料(750円)
申請できるのは、仮ナンバーを使用する当日か前日です。
※5つの注意点
仮ナンバーを取得したからといって、公道を自由に走り回れるわけではなく、運行目的・期間・経路が厳しく限定されるので注意してください。
- ①使えるのは5日間だけ
- 交付された仮ナンバーの有効期限は最長でも5日間です。事前に予定をしっかり組んで、有効期間内に手続きを終えなくてはいけません。
- ②目的以外の使用は認められない
- 車検や整備、修理、盗まれたナンバーの再交付など正当な理由でないと許可されません。また、申請時に記入した目的以外で走行することも禁止されています。
- ③使用できるのは1回だけ
- 有効期間は最長5日ですが、期間内に1回でも使用した時点で使用不可となります。
- ④申請経路以外の場所は走行できない
- 申請手続きの際に記入した経路以外は走行できません。申請経路以外を走行すると違反となってしまいます。
- ⑤5日以内に要返却
- 有効期間満了後5日以内の返納が義務付けられています。返納を怠ると30万円の罰則の対象です。
仮ナンバーは車検切れの車を合法的に走行できる唯一の方法ですが、そこまでして車検に出すことにメリットを感じないなら、車検以外の方法も検討してみましょう。
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