「親の家どうする」4つの選択肢

高齢の親が施設に入居した後、残された家に誰も住む予定がない時どうするべきか、誰もが悩みます。

選択肢は4つです。

メリットとデメリットも合わせて詳しく解説しますので、参考にしていただけると幸いです。

1.空き家のまま維持する

思い入れのある家を今すぐどうするか決められず、しばらくは空き家のまま維持する方も多いです。

住む予定のない空き家を維持するのは手間がかかり、費用も意外と高くつきます。親が帰ってくる予定がない限りはおすすめできない方法です。

2.賃貸に出して資産活用

家は残したまま資産活用する方法です。

固定資産税等の維持管理コストはかかり続け、親が住まなくなった日から3年以上経過すると3,000万円の特別控除の特例が受けられなくなってしまう点に注意が必要です。

3.更地にする

住宅の管理が難しい場合、特定空き家に指定される前に更地にする方法です。駐車場などで資産として活用する手段もあります。

更地は固定資産税が4倍近く高くなります。

また、ゴミや家電製品などを不法投棄されるリスクもあるため、売却や資産活用といった計画を立ててから行動しましょう。

4.売却する（おすすめ）

一番リスクが少なく、売却で得たお金を施設の費用に充てられるのが売却です。

売却後は維持にかかる手間や費用が一切不要になります。誰も住む予定がない家は、売却が一番おすすめの方法です。

誰も住まない状態で3年以上経ってしまうと、3,000万円特別控除の特例が受けられなくなってしまう。ので、売却をお考えであれば、家の査定だけでも早めにしておきましょう。

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