格安SIMはどうしてこんなに安いの?仕組みを徹底解説

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MVNOやSIMカード、格安SIMと格安スマホの違いなど、格安SIMに興味を持ってもわからない事ばかりですよね。ここでは格安SIMの仕組みをかんたんに、わかりやすく説明していきます。

安くなる仕組み

そもそもMVNO ってなに

格安SIMについて調べていると『MVNO 』という単語がよくでてきますが、MVNOとは、英語で “Mobile Network Operator/移動体通信事業者”を略してMVNO と呼ばれています。

[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”nekohakase.png” name=”ねこ博士”]ドコモやソフトバンク、au の大手通信会社が『キャリア』と呼ばれるのと同じように、楽天モバイル、マイネオ、LINEモバイルなどの格安SIM を販売する会社の総称がMVNOなのじゃよ[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”R1″ icon=”nekoseito.png” name=”生徒にゃん”]最近CMでよく見る名前だニャ[/speech_bubble]

SIMカードとは?

SIM カードは固有のIDが記録されているIC カードのことで、スマホの『身分証明書』的な役割を持っています。SIM カードがなければネットや通話はできません。
SIM カードはわたしたちが普段使用しているスマホにも必ず入っている、小さなカードで入れ換えて使用することも可能です。

[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”nekohakase.png” name=”ねこ博士”]携帯番号を変更せずに機種変更ができるのは、SIM カードで回線情報を認識しているからなのじゃよ[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”R1″ icon=”nekoseito.png” name=”生徒にゃん”]小さなカードの中に重要な情報がいっぱい詰まってるんだニャ~[/speech_bubble]

格安SIM と格安スマホの違いは?

格安SIM?と格安スマホの違いは何があるのでしょうか?
基本的には

  • 格安SIM →MVNO のSIM カードのみこと
  • 格安スマホ →MVNO のSIM カード+スマホ端末のセットのこと

をさしています。

ただ、最近は格安SIMの認知度が急激にあがったことで、格安SIMと格安スマホが混同されており、MVNOのそのものことを『格安スマホ』と呼ばれることもあるようです。

安さの秘訣とは?

格安SIMやMVNO についてわかったところで、疑問がわくのが『なぜ格安SIMが安いのか?』という点ではないでしょうか?格安SIMの安さの理由を説明していきます。

格安SIMの安さの秘訣はずばり“回線を大手キャリアから借りている”からです。
ドコモ、ソフトバンク、auの大手キャリアはそれぞれ自分たちで基地局をもっており、運用を行っています。通信インフラを自社で作り上げ、管理するには膨大な手間と費用がかかります。
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”nekohakase.png” name=”ねこ博士”]格安SIM は大手キャリアの回線を借りることで大幅なコストカットが実現できたのじゃ![/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”R1″ icon=”nekoseito.png” name=”生徒にゃん”]仕組みが分かれば値段の安さも納得ニャ![/speech_bubble]

また他にも、『人件費』を削減していることも安さの理由のひとつでしょう。
キャリアといえば、店舗に足を運べば契約から使い方、修理やメンテナンスまで相談に乗ってくれます。
格安SIM でも店舗をもつMVNO も増えてきていますが、主な販売経路や相談窓口はネットです。主にネットで販売・サービスをすることにより、人件費をカットすることで、より安くサービスを提供することが可能になのです。

格安SIMの メリット・デメリット

格安SIM のメリットはとにかく月額料金が『安くなる』これにつきます。
キャリアでは通信費が平均月7000円程度ですが、格安SIMでは月2000円程度におさえられます。
約5000円分安くなりますが以下のデメリットがあります。

通話料が高い

格安SIMは、全体的に通話料金が割高で、30秒の通話で20円かかったりします。通話料金の安さはキャリアに劣ります。最近では楽天モバイルが、無制限かけ放題プランのサービスを始め、他MVNOでも最初の5分や10分のみ、何回でもかけ放題プランのオプションがありますので、電話をよくかける人はかけ放題プランのあるMVNOにしましょう。

キャリアに比べると通信速度が遅い

ほとんどの人はライフスタイルが一緒なので、学校や会社など通勤時間の朝、ランチタイムの昼、帰宅後の夜など皆が一斉にネットを使用する時間帯は、ネットが混雑時し、キャリアと比べて通信速度が遅くなってしまいます。
しかし、混雑時にも関わらず、キャリアに匹敵する通信速度が出るMVNOもありますので、いつでもサクサクとネットを楽しみたい人は、通信速度が早いMVNOを選ぶと良いですよ。

LINEのID 検索ができない

格安SIMだと年齢認証ができないため、ID 検索ができません。友人を新しく追加するには、『ふるふる』や『QRコード』の有効活用をしましょう。

サポートは手厚くない

大手キャリアは、窓口にいけば機種の使い方もトラブルも手取足取り教えてくれますが、格安SIMはネット販売が主になっており、何かトラブルがあった場合は電話やメール、チャットが相談窓口となります。ただ、一部MVNOでは実店舗に相談窓口を持っていたり、オプションで遠隔操作により、一緒に画面を見ながら操作方法やトラブルに対応してくれたりするので、不安な人はサポートが手厚いMVNOを選ぶようにすると安心ですね。

[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”R1″ icon=”nekoseito.png” name=”生徒にゃん”]安さにはそれなりに理由があったけど、そこをデメリットと捉えなければ得することは間違いないニャ![/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”nekohakase.png” name=”ねこ博士”]格安SIMは自分にあうMVNOや、自分に合う使い方を見つければ普通に使えるのじゃ[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”nekohakase.png” name=”ねこ博士”]自分に合う格安SIMの見つけ方は下記を参考にするのじゃ[/speech_bubble]


まとめ

おそらくデメリットをさしひいても、メリットが大きい人の方がほとんどではないでしょうか。毎月約5000円も通信費が安くなった分でランチ、旅行、貯金‥いろいろなことがでると考えると、格安SIMは非常にお得ですね。

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